新保守主義の作用―中曽根・ブレア・ブッシュと政治の変容

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新保守主義の作用―中曽根・ブレア・ブッシュと政治の変容

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326301737
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C3031

出版社内容情報

あるべき世界でも、あるはずの世界でもなく、われわれの存在に開かれた世界を理解する試みとしての政治学へ。政策リスト作成・ラベル貼りでない「新保守主義」読解。

1980年代に日本に出現したのは、本当に新保守主義政権だったのか。1990年代に登場したブレア政権は、はたして新保守主義のオルタナティブを提起しえたか。2000年代「ネオ・コン」とラベルされたG.W.ブッシュの政治の実体はなんだったのか。この20年の先進諸国の変化をうながした論理の筋をおいかける。世界に働く力=作用の読解。

内容説明

1980年代に日本に出現したのは、本当に新保守主義政権だったのか。1990年代に登場したブレア政権、2000年代「ネオ・コン」と呼ばれたG.W.ブッシュの政治―その正体は何か。先進諸国の変化をうながしてきた論理の筋をおいかける。世界に働く力=作用の読解。

目次

第1部 同時代的伝播―日本の場合(中曽根政治と新保守主義;失われたコーポラティズム)
第2部 弁証法的展開―イギリスの場合(サッチャリズムの成果;ブレア労働党とサッチャリズム(1)「支持の政治」
ブレア労働党とサッチャリズム(2)「権力の政治」、「パフォーマンスの政治」
サッチャリズムを超えて)
第3部 ニュー・パラダイム―アメリカの場合(二つの「帝国」のあいだ;ブッシュ政権とテクノエンパイア)

著者等紹介

豊永郁子[トヨナガイクコ]
1966年東京都に生まれる。1989年東京大学法学部卒業。現在、早稲田大学国際教養学術院教授。著書に『サッチャリズムの世紀―作用の政治学へ』(創文社、1998年、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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