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EUスタディーズ〈4〉企業の社会的責任

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326301720
  • NDC分類 333.7
  • Cコード C3031

出版社内容情報

CSR(企業の社会的責任)発祥の地であるヨーロッパでのその取り組みを、基礎的な解説から最先端の議論も交えて、実務にも役立つよう解説する。

[関連書] 松本恒雄監修 『CSR入門講座全5巻』 (日本規格協会)


第Ⅰ部 CSRを考える

第1章 CSR論とは何か―――――仮屋 広郷
   1.はじめに
   2.アメリカのCSR論におけるポリティカル・エコノミー
   3.CSR論とは何か
   4.おわりに

第2章 公益法人(一般社団法人)のCSR―――――滝沢 昌彦
   1.はじめに
   2.法人の基礎理論とCSR
   3.公益法人(一般社団法人)とCSR
   4.おわりに

第3章 組織と倫理―――――小野 秀誠
   1.はじめに
   2.倫理の系譜
   3.倫理の確保
   4.おわりに

第4章 企業のステークホルダーとしての消費者―――――松本 恒雄
   ――消費者政策の第3の波とCSR――
   1.はじめに――消費者政策の3つの波
   2.コンプライアンス経営と自主行動基準――ステークホルダーによる評価
   3.消費者団体訴訟制度――ステークホルダーによる民事規制
   4.事故情報の共有――ステークホルダーとの協働
   5.おわりに

第Ⅱ部 ヨーロッパのCSR

第5章 EUにおけるCSRと雇用―――――ジョルジュ・セイル
   1.はじめに
   2.歴史的背景
   3.発展研究――ド イ ツ
   4.基本原則
   5.EUのCSR政策
   6.生活および労働条件改善のための欧州財団
   7.労働組合と消費者
   8.社会的責任投資(SRI)
   9.CSRのための欧州フォーラムとアライアンス
   10.2006年EU議長国,フィンランド
   11.おわりに

第6章 EUにおけるCSRと人権―――――中西 優美子
   1.はじめに
   2.EUにおける人権保障の重要性
   3.EUにおけるCSR政策と人権
   4.EUの人権政策におけるCSR
   5.おわりに――EUの政策におけるCSRの位置づけ

第7章 EUにおけるCSRと環境保護―――――南 諭子
   ――国際環境法の視点から――
   1.はじめに
   2.EUにおけるCSRとOECDガイドライン
   3.OECD多国籍企業ガイドライン
   4.人権に関する多国籍企業および他の企業の責任に関する規範
   5.おわりに

第8章 イギリス新会社法の下での取締役によるステークホルダー
     利益考慮義務―――――杉浦 保友
   1.はじめに
   2.新会社法成立までの経緯
   3.新会社法の概要
   4.取締役義務の明文化
   5.明文化された取締役義務
   6.取締役の一般義務についての新会社法第172条と第417条
   7.取締役の一般義務についてinclusivityの原則の採用
   8.おわりに

内容説明

よい会社とはなにか?流行に左右されず実務にも役立つよう、CSRの基本問題を検討してEUでの取り組みを知るための論文集。

目次

第1部 CSRを考える(CSR論とは何か;公益法人(一般社団法人)のCSR
組織と倫理
企業のステークホルダーとしての消費者―消費者政策の第3の波とCSR)
第2部 ヨーロッパのCSR(EUにおけるCSRと雇用;EUにおけるCSRと人権;EUにおけるCSRと環境保護―国際環境法の視点から;イギリス新会社法の下での取締役によるステークホルダー利益考慮義務)

著者等紹介

松本恒雄[マツモトツネオ]
京都大学大学院法学研究科博士課程中途退学。大阪市立大学法学部助教授などを経て、一橋大学大学院法学研究科教授/同大大学院国際企業戦略研究科教授兼任(民法、消費者法)

杉浦保友[スギウラヤストモ]
一橋大学法学部卒業。イギリスでSolicitor(England & Wales)、The Law Societyに弁護士登録。一橋大学大学院法学研究科教授(国際取引法、企業法務)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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