ハンガリー革命史研究―東欧におけるナショナリズムと社会主義

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ハンガリー革命史研究―東欧におけるナショナリズムと社会主義

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  • サイズ A5判/ページ数 508,/高さ 23X17cm
  • 商品コード 9784326300617
  • NDC分類 234.7
  • Cコード C3031

目次

研究史(両大戦期間の研究;第二次世界大戦後の研究;外国におけるハンガリー革命史研究)
第1部 歴史的前提(ハプスブルク帝国下のハンガリーにおける民族と国家;ハプスブルク帝国下のハンガリーにおける少数民族運動;ハプスブルク帝国下のハンガリーにおける労働運動及び農民運動の成長)
第2部 第一次世界大戦下、ロシア革命期のハンガリー(第一次世界大戦下のハンガリーにおける民族と国家―「ドナウ連邦」構想;ハンガリー王国内の被支配民族における民族運動の方向転換;第一次世界大戦下のハンガリーにおける労働者・農民運動と左派社会主義者の成長;ロシアにおける「国際主義者」の形成;クン・ベーラにおける革命論の形成過程)
第3部 ハプスブルク帝国の崩壊とハンガリー1918年革命―「ハンガリー人民共和国」(ハンガリー革命の勃発;カーロイ政権下における民族と国家;カーロイ政権下における少数民族運動;カーロイ政権下における権力構造、及びタナーチの役割;カーロイ政権下における労働者・農民運動の急進化;1月の政府危機と運動の成長)
第4部 ハンガリー1919年革命―「ハンガリー・タナーチ共和国」(タナーチ政権の成立とその課題;ハンガリー・タナーチ共和国における民族と国家;ハンガリー社会主義体制における国家権力機構;ハンガリー「社会党」及び軍・警察機構の役割;6月の転機―ハンガリー社会党大会及びタナーチ全国大会;ハンガリー・タナーチ政権下における労働者と農民;反政府組織の成長と民衆の吸収)
終章 ホルティ体制の成立とトリアノン条約の締結

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

4
第一次大戦後、オーストリア=ハンガリー帝国崩壊に伴い、ハンガリーで起こった社会主義政権の誕生と崩壊の過程を膨大な資料に当って分析した労作。オーストリア帝国内では支配的地位にあったハンガリーは、敗戦後一転して存亡の危機に瀕した。そこでハンガリーを存続させるための動きの一環として、社会民主主義者とソ連仕込みの共産主義者が連合した革命政権が発足。しかし、中世以来の伝統的領土の保持にこだわり、内部の少数民族の分離を認めなかった事から、周辺諸国や戦勝した連合国の思惑に翻弄され、領土を大幅に失う結末になった。2020/07/15

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