双書現代哲学<br> フレーゲ哲学の最新像

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双書現代哲学
フレーゲ哲学の最新像

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  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326199518
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C3310

出版社内容情報

フレーゲの論理主義を救い出せ!ラッセルのパラドクスによって挫折したと思われていたフレーゲのプログラムを復興し、さらなる展開を見せる大論争の軌跡を追う。

『算術の基礎』のアイデアをもとにフレーゲの論理主義の再評価をはかる「新フレーゲ主義者」の論文を中心に、フレーゲを新しい視点から捉えた重要論文を精選した。

[関連書] 『フレーゲ著作集』全6巻(勁草書房刊)

マイケル・ダメット 岩本敦 訳
文脈原理――フレーゲ哲学の中心

チャールズ・パーソンズ 小川芳範 訳
フレーゲの数の理論

ジョージ・ブーロス 井上直昭 訳
フレーゲ『算術の基礎』の無矛盾性

クリスピン・ライト 津留竜馬 訳
ヒュームの原理は分析的か

マルコ・ルフィーノ 須長一幸 訳
フレーゲはなぜ新フレーゲ主義者ではなかったか?

ボブ・ヘイル 長谷川吉昌 訳
プラトニズムは認識論的に破綻しているか?

ピーター・アクゼル 土谷岳士 訳
フレーゲ構造と命題、真理、集合の概念

ヨラン・スントホルム 金子洋之 訳
証明論的意味論と命題についてのフレーゲ的同一性規準

編者解説(岡本賢吾)
人名索引
事項索引
フレーゲの著作・論文索引

内容説明

ラッセルのパラドクスを乗り越えてフレーゲのプログラムを復興する、加熱する大論争の軌跡。

目次

文脈原理―フレーゲ哲学の中心
フレーゲの数の理論
フレーゲ『算術の基礎』の無矛盾性
ヒュームの原理は分析的か
フレーゲはなぜ新フレーゲ主義者ではなかったか?
プラトニズムは認識論的に破綻しているか?
フレーゲ構造と命題、真理、集合の概念
証明論的意味論と命題についてのフレーゲ的同一性規準

著者等紹介

ダメット,マイケル[ダメット,マイケル][Dummett,Michael]
1925年ロンドン生まれ。オックスフォード大学クライスト・チャーチ校で学ぶ。オックスフォード大学ウィカム講座教授(1979~1992年)。現在、同名誉教授

パーソンズ,チャールズ[パーソンズ,チャールズ][Parsons,Charles]
ハーバード大学で学士号および博士号を取得。1965年より二〇有余年に渡りコロンビア大学で教鞭を取った後、1989年よりハーバード大学。1991年エドガー・バース教授を任ぜられる。2005年に退官し、現在はハーバード大学名誉教授

ブーロス,ジョージ[ブーロス,ジョージ][Boolos,George]
1940年生まれ。マサチューセッツ工科大学の哲学教授であったが、1996年死去。集合論、二階の論理、フレーゲ研究、provability logicなどにおいてさまざまな仕事を残している

ライト,クリスピン[ライト,クリスピン][Wright,Crispin]
現在、セント・アンドリューズ大学教授、コロンビア大学客員教授。数学の哲学、論理学の哲学、言語哲学、ウィトゲンシュタイン、フレーゲ等について膨大な論文・著書がある

ルフィーノ,マルコ[ルフィーノ,マルコ][Ruffino,Marco]
リオデジャネイロ連邦大学哲学科所属

ヘイル,ボブ[ヘイル,ボブ][Hale,Bob]
1945年オルダーショット生まれ。現在、シェフィールド大学教授。主として、数学の哲学、フレーゲの実数論、数学と様相の関係についての多数の論文がある

アクゼル,ピーター[アクゼル,ピーター][Aczel,Peter]
現在、マンチェスター大学計算機科学科および数学科教授

スントホルム,ヨラン[スントホルム,ヨラン][Sundholm,Goran]
1953年スウェーデン生まれ。現在、ライデン大学哲学科教授。主として、論理学史や直観主義論理の意味論、証明論的意味論を研究分野とし、多数の論文がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

3
言語哲学のみならずラッセルのパラドックスによって忘れられた彼の数学の哲学も含めて、100年前に哲学を刷新したフレーゲの再検討が始まっている。特に全投射においては二数は等しいとする「ヒュームの定理」(命名はG・ブーロス)からペアノの公理を用いて二階述語論理を定式化するフレーゲの定理は、彼の哲学の再評価をもたらした(C・ライト)。だが、『算術の基礎』でのヒューム評価は議論すべき点がある(フレーゲのようにヒュームは無限数を認めた)。本書では、新フレーゲ主義者とダメット、ブーロスら批判者との論争が見渡せる。2017/02/20

kinaba

2
Aczelの、"何が"本質的にフレーゲの致命傷だったか"をクリアに示す構造がとても面白かった。岡本先生の解説→Aczelの論文→Boolosの論文、と読んでバックグラウンドに親しんでから他のに進むと読みやすい気がする。哲学寄りのひとの論理展開はどうにも非自明なところを自明扱いしすぎでなかなか慣れない…。Martin-Lofの研究も読まないとなあ2009/11/18

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