ヒトはなぜ笑うのか―ユーモアが存在する理由

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ヒトはなぜ笑うのか―ユーモアが存在する理由

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  • サイズ B6判/ページ数 563p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154326
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C1010

出版社内容情報

笑えるもの─冗談・ギャグやお笑い、なんでこんなものが存在しているんだろう? どうしてぼくらはこんなものに時間を費やすんだろう? この問いに、著者たちは進化論と認知科学を武器に立ち向かう。ユーモアがどうして、またどのように進化したのかが明らかに。ふんだんに盛り込まれたジョークもお楽しみあれ!

内容説明

ユーモアの仕組みから明らかになる、ヒトの知性と情動の密接な関係!?傑作アメリカンジョークの数々もお楽しみあれ。

目次

導入
ユーモアはなんのためにある?
ユーモアの現象学
ユーモア理論の学説略史
認知的・進化論的ユーモア理論のための20の問い
情動と計算
ユーモアをこなせる心
ユーモアとおかしみ
高階ユーモア
反論を考える
周縁例―非ジョーク、ダメなジョーク、近似的ユーモア
それにしてもなんで笑うんだろう?
おあとがよろしいようで

著者等紹介

ハーレー,マシュー・M.[ハーレー,マシューM.] [Hurley,Matthew M.]
インディアナ大学「概念・認知研究所」の研究員としてダグラス・ホフスタッターのもとで「感情が知性・創造性・意思で果たす役割」のテーマに取り組んでいる

デネット,ダニエル・C.[デネット,ダニエルC.] [Dennett,Daniel C.]
タフツ大学哲学教授

アダムズ,Jr.,レジナルド・B.[アダムズ,JR.,レジナルドB.] [Adams,Jr.,Reginald B.]
ペンシルヴァニア州立大学心理学助教授。非言語的手がかりからヒトが引き出す社会的・情動的な意味を研究している

片岡宏仁[カタオカヒロヒト]
京都女子大学ほか非常勤講師。英語学博士(関西外国語大学:Grammatical Semantics of Modality,Counterfactuality,and Tense)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

27
分厚い本で、それに見合った野心を感じる。ユーモアという、いざとなるととても解き明かすどころか扱うのも厄介なものについて正面から取り組んでみようとした一冊だ。訳文が軽快なので極めて読みやすいが、なかなか簡単にわからせてくれない本でもあると思う(そのあたり、ダニエル・デネットに確かに似ているかもしれない)。手を変え品を変え語られるのはユーモアがどの地点から生まれうるのかについてで、脳科学や哲学といった分野からアプローチがなされており読み応えはたっぷり。この本自体がユーモアのセンスを遺憾なく発揮しているとも思う2021/11/24

Uzundk

13
タイトルの通り。ジョークの何が面白いのかというよりも、なぜ面白いと思うように私達は出来ているのかを主眼に置いて考察をしている。ジョークが面白いと思うのは、私達が学習をする特性を持つ故に、その学習の誤りを正すために必要な報酬系統だからというのが著者の主張。私達は様々な可能性やシナリオを脳の中で連想して現実に行動している。ところでその推測の前提が間違っていたら誤った信念のままで推測をしていると生死に関わる。その誤りを訂正するには、自分の信念と起きた事象のズレを認識し、学習を改めなければならない2016/08/13

小木ハム

8
認知科学者、哲学者、心理学者の3名が「人はなぜおかしさを感じるのか」について真面目に記した本。翻訳者も触れてるけど非常に読みづらく、自分は一割も理解できたかどうか。結局あとがきが一番よくわかった。ユーモアは情動的報酬である。たとえば「A」という信念がある。ところが事実は「B」である。この不一致が晴れた瞬間に情動的報酬「a-ha!」が起き、同時に快感(ドーパミン)が生まれる。「夜と霧」のフランクルは、収容所の中で生き延びる為に仲間同士でジョークを言い合い、崩壊する精神を繋ぎとめた。笑いは命を繋ぐ知恵だ。 2023/04/28

スプリント

8
ユーモアについて非常にまじめに分析した本です。アメリカンジョークがたくさん掲載されていますが素直に笑えるものとピンとこないものがありますがこれは文化の違いでしょうね。ジョークを解説するとしらけてしまうものですがここまでまじめに分析解析していると妙に説得力がでてきます。2015/03/28

roughfractus02

6
適応や学習を繰り返す生命が欲求を満たされる時、生物レベルから社会レベルまでをカバーする脳の報酬系が働いて快をもたらす。この働きに笑いを見出す本書は、適応の最中の誤謬認知(ヒューリスティクスでのショートカットをワーキングメモリが誤謬として検知)にそのプロトタイプを見出し、この認知を学習して心が進化するに伴って三人称化し、他者の誤謬にも笑いという報酬が伴うようになったと仮設する。さらに、笑いと周辺事象の区別を試みつつ従来の笑いの理論や予測される反論に答える著者たちの真面目さは、誤謬認知に似て読者の笑いを誘う。2017/04/17

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