出版社内容情報
デザイン/記号は、内容を都合よく表現すると同時に隠蔽し、人々にそのカラクリを気づかせない。この本性を、身近な例から解明。
記号と意味の関係を探りつつ、パースの記号論や、プラグマティズム、レトリックなどを紹介。記号を創造し、記号とともに生きる人間の可能性と限界を示す。アーツ・アンド・クラフツ運動からポストモダンヘと至るデザインの動向をフォロー。もの/生活様式=記号の観点から、文明の種々相に迫る楽しい入門書!
(関連書)米盛裕二『パースの記号学』、有馬道子『心のかたち 文化のかたち』、『パース著作集』(全3巻) 〔全て小社刊〕
1. 記号の本性
2. 記号の生成
3. デザイン意識
4. 記号論の基本
5. ポストモダンの記号論
6. プラグマティズム
7. ポストモダン以降へ
8. 脱・記号論
参考文献
あとがき
内容説明
本書の目的は、デザイン論や記号論の基礎を固めたり、既成の知識を提示することではない。普段は記号を意識することのない日常生活の視点から、記号に対する従来の認識の枠を脱し得るような、新たな発見と発案を喚起することにある。
目次
1章 記号の本性
2章 記号の生成
3章 デザイン意識
4章 記号論の基本
5章 ポストモダンの記号論
6章 プラグマティズム
7章 ポストモダン以降へ
8章 脱・記号論
著者等紹介
高橋揚一[タカハシヨウイチ]
1952年横須賀に生まれる。1976年武蔵野美術大学大学院修士課程修了。現在、デザインプロダクションを主宰するかたわら女子美術大学にて記号論を担当
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