ウィトゲンシュタインと奥雅博の三十五年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153534
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C3010

出版社内容情報

ウィトゲンシュタイン研究の35年を振り返って、これまで「純アカデミズム風」にしか論文を書かなかった著者が、禁を解いて書き下した自伝的・批評的ウィトゲンシュタイン論。『哲学探究』の多くの論点や心の哲学に関連したテーマ、更には文献学的読解の現状、他の研究者への批判的コメント等、ウィトゲンシュタインをめぐるあらゆる問題点に簡潔に答える。章、節見出しをランダムにあげる。
 ウィトゲンシュタインは何故難解か/『哲学探究』をめぐって、/ウィトゲンシュタインの今日的意義/「意志」「意図」について/美学、精神分析ほか 

【目次】
第1章 この本の生まれるまで―「私の履歴書」風前書き

第2章 ウィトゲンシュタインは何故難解か
 1 ウィトゲンシュタインの死と知的遺産
 2 『哲学探究』を巡って

第3章 ウィトゲンシュタイン哲学が遺したもの
 1 ウィトゲンシュタイン哲学の今日的意義
 2 「心の哲学」がウィトゲンシュタインから受け継げるもの
 3 「意志」と「意図」について
 4 ウィトゲンシュタインの美学、精神分析、そして「哲学の終わり」

補章 ウィトゲンシュタインと科学のバランスシート 

内容説明

『哲学探究』の多くの論点や心の哲学に関連したテーマ、文献学から他の研究者への批判的コメントまで、禁を解いて書き下す。自伝的・批評的ウィトゲンシュタイン論。

目次

第1章 この本の生まれるまで―「私の履歴書」風前書き
第2章 ウィトゲンシュタインは何故難解か(ウィトゲンシュタインの死と知的遺産;『哲学探究』を巡って ほか)
第3章 ウィトゲンシュタイン哲学が遺したもの(ウィトゲンシュタイン哲学の今日的意義;「心の哲学」がウィトゲンシュタインから受け継げるもの ほか)
補章 ウィトゲンシュタインと科学のバランスシート

著者等紹介

奥雅博[オクマサヒロ]
1941年兵庫県に生まれる。1969年東京大学大学院人文科学研究科哲学博士課程中途退学。現在大阪大学教授。著書に『ウィトゲンシュタインの夢』(勁草書房)。『思索のアルバム』(勁草書房)。訳書に『ウィトゲンシュタイン全集』1、2巻(大修館書店)。ウィンチ『理論と行為』(共訳・勁草書房)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Z

6
タイトルを見たとき、ウィトゲンシュタインの35年ならまだしも自分の名前を並列するかとつっ込んだ。内容は研究者向きで、ウィトゲンシュタインの一次資料にどんなことが書いてあるかを解説しており、あまり類書はないと思うが、研究者ではないので、参考にならず。ウィトゲンシュタイン研究者志望にはオススメ。2019/04/21

袖崎いたる

6
こっそり進めてるウィトゲンシュタイン 月間。疑わしきウィトゲンシュタイン 。改めて、哲学は比較しえない性の有無によって評価できることを思った。2018/06/16

袖崎いたる

4
こういう哲学書はおもしろいなぁ。哲学書、ではないのかもしれんけど、おもしろい。ジャーナリスティックと言えばいいのか、週刊誌の記事みたいに著者自身をめぐる、ウィトゲンシュタインをめぐる学者たちの姿が楽しいのよ。あやつの解釈は良くないだとか、こやつのは納得できるとか。これは楽しい。2022/12/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/57379
  • ご注意事項