出版社内容情報
味覚・趣味・個人・社会・美的距離・記号・直観・表現…カント,ラスキン,オルテガ,デカルト,パース,ベルクソン等を踏み台に,美学することのパラドックスに切りこむ。
【目次】
Ⅰ 味覚の不幸
1 <美>の両義性
2 「興味」という概念
3 『判断力批判』の戦略
4 質料性の排除
5 「美学」の自己変容へ
Ⅱ 芸術の社会学的考察
1 「ラスキンかデュルケームか」
2 デュルケーム社会学における芸術の位置
3 社会学的観点から見た芸術
4 社会学的美学のプログラム
5 趣味批判の社会学
6 芸術社会学の圏域
Ⅲ 美的距離の現象学
1 美的経験における距離の問題
2 「心的距離」という概念
3 美的距離論の諸契機
Ⅳ 記号論としての美学
① 記号作用の主体―デカルトVSパース
1 問題の所在―クリステヴァの所説をめぐって
2 パースのデカルト批判
② イコン論の成立と展開
1 視点の設定
2 美学問題
3 記号論としての美学
4 イコン論
Ⅴ ベルグソン美学の構造
序 ベルグソン美学への視点
1 <象徴>と<イマージュ>
2 <直観>
3 言語表現
4 芸術
結び イマージュ観念との戯れ
アポロギア・エステティカ―あとがきに代えて
内容説明
味覚・趣味・個人・社会・美的距離・記号・直観・表現…。美学は可能か?美学することのパラドックスをめぐる考察。
目次
1 味覚の不幸
2 芸術の社会学的考察
3 美的距離の現象学
4 記号論としての美学
5 ベルクソン美学の構造