出版社内容情報
哲学と記号はこれまでどのように関連してきたのか?英米系・フランス系の記号論を概観し,言語行為,社会心理,科学史等における記号の哲学の問題点を個別に論及する。
目次
Ⅰ
1 記号の哲学―歴史的序説―
2 認識における記号の位置と意味
Ⅱ
1 言語と主体の問題―フーコーの<アルケオロジー>とリクールの<解釈学>
2 デリダとドゥルーズの思考
Ⅲ
1 自然言語理解と記号学
2 言語行為における記号と言語
3 記号行動論―人間心理と記号の接点―
4 合理主義と非合理主義―その記号論的超剋
5 数理科学における記号の機能