ジャン=ジャック・ルソー―自己充足の哲学

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ジャン=ジャック・ルソー―自己充足の哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 590,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326102198
  • NDC分類 135.3
  • Cコード C3010

内容説明

新しい共和主義の礎を築き、「人民主権」の理論を打ち立て、近代を創始した哲学者、売れっ子の作家で作曲家、子供を孤児院に預けて教育を論じ、顰蹙を買うような告白を物し、妄想に取りつかれた奇人…。ジャン=ジャック・ルソーとは何者だったのか?“自己充足”というキー概念からその生涯、作品、思想をトータルに読み解く。

目次

異端者ルソー―文化の世俗化とフランス啓蒙
1 ルソーの生涯(波瀾万丈の生涯;ルソーの人生に関するいくつかのこと)
2 ルソーの作品(マイナーな著作;主要著作と思想の発展;第二論文以降のルソーの知的営為―主題別系譜;ルソーの主要作品解説)
3 思想の検討―自己充足の哲学(『告白』をめぐる批評的言説;言葉の発見へ;自然へは帰れない;キー概念としての自己否定;ルソー思想の基本構造;ルソー的アウタルケイアと本来的社会状態;神の充足・人間の非充足;身体と肢体、あるいはパスカルとルソー;震災が生んだ神学論争、あるいはヴォルテールとルソー)

著者等紹介

永見文雄[ナガミフミオ]
1947年生まれ。中央大学文学部教授。専門は18世紀フランス文学、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ラウリスタ~

9
ルソー生誕300周年にあわせて出版された本。著者のオリジナルな主張が展開される第三部と、ルソーを生涯をまとめた第一部、ルソーの作品をまとめた第二部からなる。論文としては第三部だけで、そこまではいわば教科書的記述。とはいえ、ルソーの生涯、作品を網羅的に記述しようというかなり欲張った気合いはある。個人的には、ルソー研究者でもなんでもないため、第三部よりも前半部のほうが面白かった。500ページを超えるかなり大部な本になってしまっており、繰り返し、重複が目立つが、非常に勉強になった。2013/11/25

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