生権力論の現在―フーコーから現代を読む

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  • サイズ A5判/ページ数 271,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326102051
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C3010

内容説明

ポストモダン的なフーコーの受容を超えて、新たな領域へと拡散しつつ応用される豊穣な議論へ。生命の世紀である21世紀を解読する軸として、今新たな視角から求められている「生権力」概念。人類学、社会学、哲学を専門とする気鋭の論者の論考によって、フーコーの議論の原理的な潜勢力を明らかにする。

目次

序章 生権力論の現在/生権力論の未来
第1章 臓器移植の生経済―治療から数の調整へ
第2章 “機械‐人間”というイマージュ―生政治学と計算機科学における自己の編成
第3章 呼び戻される「国民」―移民制度の変遷にみる「統治性」
第4章 近代家族の空間配置―生権力論のなかの「家族」
第5章 生命と認識―エピステモロジーからみる「生権力」の可能性
研究動向―生政治と統治性の現在
結語に代えて―身体の何が構築されるのか

著者等紹介

桧垣立哉[ヒガキタツヤ]
1964年生まれ。1992年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。大阪大学大学院人間科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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☆☆☆☆☆☆☆

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檜垣氏の周りに集まった、哲学・人類学・社会学の若手研究者による研究会の成果論集。フーコーをいかに「使う」か。個人的には使えなければ哲学ではないと考えているため、本書の立ち位置には大きく共感する。2014/12/21

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