民主政の不満―公共哲学を求めるアメリカ〈上〉手続き的共和国の憲法

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民主政の不満―公共哲学を求めるアメリカ〈上〉手続き的共和国の憲法

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  • サイズ A5判/ページ数 227p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326101962
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C3010

出版社内容情報

目次

はじめに
凡例

第1部 手続き的共和国の憲法
 第1章 現代リベラリズムの公共哲学…
 リベラルの自由と共和主義の自由
 中立性への志向
 功利主義対カント的リベラリズム
 リベラルの自己
 カント主義的リベラリズムへの批判
 最小限主義的リベラリズム
 最小限主義的リベラリズムへの批判
 中絶論争 リンカーン-ダグラス論争

第2章 権利と中立的国家…
 自由と自己統治 
 アメリカ立憲主義の出現 
 初期共和国における権利章典 
 第14修正以降:切り札としての権利 
 ホウムズ裁判官の反対意見:中立性の示唆 
 中立的国家における民主政と権利 
 正の優先性の是認 

第3章 宗教的自由と言論の自由…
 宗教に対する中立性の探求
 宗教に対する中立性の正当化
 良心の自由対選択の自由
 言論の自由――中立性の到来
 猥褻と中立性
 自己統治から自己表現へ
 集団的名誉毀損と人格についての考え方
 チャプリンスキーとボハネス
 スコーキーにおけるナチス
 フェミニストのポルノグラフィー反対論

第4章 プライバシー権と家族法…
 親密さと自律
 古いプライバシーから新しいプライバシーへ
 妊娠中絶と最小限主義的寛容擁護論
 同性愛および寛容についての主意主義的擁護論
 無責主義的家族法
 婚姻,離婚,そして負荷なき自己
 寛容,自己統治,そして共同体
 
要約 一ノ瀬佳也・吉永明弘・小林正弥…
解説 小林正弥・一ノ瀬佳也…
付録 チャールズ・テイラー及びマイケル・サンデルとの質疑応答

内容説明

NHK教育テレビ「ハーバード白熱教室」で話題を呼んだ、ハーバード大学の名講義を担う現代アメリカを代表する政治哲学者の主著。コミュニタリアニズム的共和主義。アメリカの憲政論とその公共哲学。

目次

第1部 手続き的共和国の憲法(現代リベラリズムの公共哲学;権利と中立的国家;宗教的自由と言論の自由;プライバシー権と家族法)
付録 チャールズ・テイラー及びマイケル・サンデルとの質疑応答

著者等紹介

サンデル,マイケル・J.[サンデル,マイケルJ.][Sandel,Michael J.]
1953年ミネアポリス生まれ。1975年ブランダイス大学卒業。ローズ奨学生としてオックスフォード大学ベリオール・カレッジで学び1981年博士号を取得。オックスフォード大学での指導教授はチャールズ・テイラー。1988年よりハーバード大学政治学教授。2002年から2005年までブッシュ大統領が設置した生命倫理委員会の委員を務めた

金原恭子[キンパラキョウコ]
千葉大学大学院専門法務研究科教授。英米法

小林正弥[コバヤシマサヤ]
千葉大学法経学部教授。公共哲学、政治哲学、比較政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヌクンダ将軍@鬼畜の所業

0
現代リベラリズムが生んだ手続的共和国を批判し、市民の義務を強調し、それを涵養するコミュニティの道徳や宗教の重要性を説く。手続的共和国においては、本来政治において重要な道徳的な問題が切り捨てられ、それに伴い、コミュニティの絆は失われ、市民の義務、公民性が失われることサンデルは述べる。しかし、私の読み込みが浅いだけかもしれないが、市民の義務、公民性がなぜ重要かは明確ではないように思われるし、その論拠として使っているサンデルのアリストテレス理解もかなり疑わしいように思われる。2013/10/18

ukknok

0
アメリカの憲法の話が中心なので、基本飛ばし読みした。ただ第3章の猥褻と中立性のところは、今の日本にとってタイムリーかも。 専門外の人は本文よりも、後半の要約と解説を読むだけでいいと思う。2011/03/20

フクロウ

0
出版時(1996年)(まで)のアメリカにおける「現実」としての「政治哲学」の「理論」について診断するための書。サンデルの分析によれば、当時のアメリカの統治システムの行き詰まりは、「負荷なき自己」という想定に基づく「中立国家」「最小限主義的リベラリズム」「手続的共和国」の行き詰まりである。「正義の善に対する優先」を説く立場は、その実、ある特定の道徳を暗黙理のうちに前提にしており、論理が破綻しているのではないか。翻って、「中立国家」の実現は不可能ではないか。そしてそれに代わるコミュニタリアニズムが語られる。 2019/02/20

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