理由と人格―非人格性の倫理へ

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理由と人格―非人格性の倫理へ

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  • サイズ A5判/ページ数 750,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326101207
  • NDC分類 150
  • Cコード C3010

出版社内容情報

人格の同一性,道徳性,合理性などにまつわる私たちの奥深い信念を揺るがす,現代倫理学からの挑戦。20世紀後半の最も重要な哲学書。

内容説明

“私たちは自分たちが信じているものではない。それはいかにしてか。”人格の同一性、道徳性、合理性などにまつわる私たちの奥深い信念を揺るがす、現代倫理学からの挑戦。20世紀後半の最も重要な哲学書。

目次

1 自己破壊的諸理論(間接的に自己破壊的な諸理論;実践的ディレンマ;道徳数学における五つの誤り;直接的に自己は快適な諸理論;二つの可能性)
2 合理性と時間(“自己利益説”に対する最善の反論;完全な相対性への訴え;時間への異なる態度;われわれはなぜ“自己利益説”を斥けるべきなのか)
3 人格の同一性(われわれは自分自身を何であると信じているのか;われわれは自分たちが信じているものではない。それはいかにしてか;われわれの同一性は重要なことではない。それはなぜか;重要なこと;人格の同一性と合理性;人格の同一性と道徳)
4 未来の世代(非同一性問題;いとわしい結論;ばかげた結論;単純追加パラドックス)

著者等紹介

パーフィット,デレク[パーフィット,デレク][Parfit,Derek]
1942年中国生まれのイギリス人。オックスフォード大学で学び、1967年以来そのオール・ソウルズ・カレッジのシニア・リサーチ・フェロー(研究員)。専門分野は倫理学と形而上学、特に両者の相互関係。また熱心な建築写真家でもある

森村進[モリムラススム]
1955年東京生まれ。一橋大学大学院法学研究科教授(専攻・法哲学)・法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜間飛行

67
Ⅰ・Ⅱ部では、個人生活から社会に至るまで人の行動理由がことごとく自己破壊的であることが示される。一番ありそうな、人は利益に動かされるという《自己利益説》は、現在の欲に従う《現在利益説》と道徳から挟み撃ちされる。Ⅲ部がいちばん面白くて、自己同一性の根拠としてのデカルト的自我が斥けられた上、自己同一性そのものの無意味さまで主張される(しかもこれがかなりの説得力を持つ)。Ⅳ部では道徳をとりあげ、幸福や不幸とその人数や非同一性の問題が論じられる。二段組750頁もあり理解できない所も多かったが、得る所は大きかった。2017/09/03

dezer quein

1
一般的に自由主義者が前提とする、私たちの人格の同一性への異議申し立て。洗練された功利主義。2017/11/04

関 峻之介

0
ブッダはこう語った。「仲間たちよ、行為は存在する。その結果も存在する。しかし行為をする人格は存在しない。この要素の集合を捨てたり、新しい要素の集合を身に付けたりするものは誰もいない。〈個人〉は存在しない。それは要素の集合に与えられた慣習的名称にすぎない。 (p.680)2014/11/03

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