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内容説明
現場で頑張る教師の声を聞いてほしい。そこに改革の真実が見えてくる。学校の改革を成功させるヒントが満載。
目次
特別対談「教師が本気になる条件」
民間の発想を取り入れた学校改革
社会人の知恵を授業に生かす
学力を向上させる英語科教育
保護者・地域社会を学校の応援団に
学生ボランティアが教師になる
さらに進化する“和田中改革”
地域社会が子どもを育てる
著者等紹介
藤原和博[フジハラカズヒロ]
前杉並区立和田中学校長。東京大学卒業後、リクルート入社。東京営業統括部長などを経て、同社初のフェローとなる。2003年に東京都で初の民間出身の校長となる。在任5年間に「よのなか」科、夜スペなどの改革で注目される。また、政府の行政刷新会議の「事業仕分け」でも教育分野の専門家として仕分け人に選ばれ、テレビのニュース番組で紹介された。現在、東京学芸大学客員教授、大阪府知事特別顧問を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
poefan
1
藤原さんの本はどれもなぜか面白い。「編著」のこの本も題名と笑顔の写真がミスマッチなのにぐいぐい読ませる。藤原さんの笑顔からは逃れられない。2010/09/11
Great Eagle
1
杉並区和田中の奮闘記。民間校長が各種の改革を実施、地域にも受入れられマスコミでも評判となったのは知っていました。しかし、実際には、教師との葛藤や支え合い、戦略的な仕掛け、ぶれない視座など成功すべくして成功しているのかもしれません。一緒に経験を積んだ人達が、別のところなどで新たに活躍し始めるなど好循環もあるそうで素晴らしい。2010/08/18
寝子
0
教員が教育に集中できる環境を作ったことが成功要因だったように思う。あとはコラムの「教員なくて七癖」が面白かった。①他人に質問しない癖(自分は常に教える側という思い込み)②中間報告しない、コスト意識の欠如③正解を出そうとする(納得解+持続的改善が子どもたちのため)④リズムとテンポが悪い(ゆっくりの方がわかりやすいという勘違い)⑤本を読まない(時間が無いのか?)⑥真似ない(学ばない)⑦訓示になってしまう。2013/01/09
遠山太郎
0
現場の12人にも聞きましたという内容。一年目は雰囲気が悪かったみたいだ。モンペ対策の一任や責任を全部取ること、実行してくことで突破していく。藤原さんは新規事業には三段階のチームがあると言っている。新規事業の立ち上げ屋、マネジメント屋、システム&合理化屋。それぞれ破壊と創造、事業の拡大と定着、利益体質をつくる役割がある。トップダウン黒船型の藤原さんがいなくなり、後任がフォロワーシップ龍馬型でまとめようとする努力も書いてある。地域ボランティアの仕事・世間の批判は待ちでは解決は難しい。だが後進がいるならいける!2012/05/21
座敷童
0
いろいろと考えさせられる内容だった。同業の関係上、和田中、つまり藤原元校長の立ち上げる様々な事業(授業)には関心があったけれど、正直斜めから見ていたところがあった。藤原元校長の実践されたことは藤原元校長だからできたこと、という考えは今も変わっていない、というか一層その想いが強くなったのも事実である。決して否定的な意味ではなく。ただ、それを支えた多くの人たちの声を知れてよかった、よし自分もという想いになったのも事実である。2010/12/19