目次
第1章 21世紀初頭という時代(アメリカはどこへ行く(船橋洋一)
次期リーダーに問われる東アジア外交の視点(姜尚中) ほか)
第2章 日本の立ち位置(21世紀の“パラダイム”に転換せよ(榊原英資)
ユーラシア・ダイナミズムとチンギス・ハン(堺屋太一) ほか)
第3章 我々が生きる社会(ホリエモンを産んだ団塊世代のこれから(残間里江子)
「視聴率」という呪縛とテレビ報道のあり方(鳥越俊太郎) ほか)
第4章 日本創生のために(真のリーダーには「リアリティ」が必要だ(安藤忠雄)
名経営者は「国家」や「時代」を考える(佐高信) ほか)
第5章 時代の本質を読み解く(「知的三角測量」で見えてくる時代の深層(佐藤優))
著者等紹介
寺島実郎[テラシマジツロウ]
(財)日本総合研究所会長、多摩大学学長、(株)三井物産戦略研究所会長。1947年北海道生まれ、73年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、同年三井物産株式会社入社。調査部、業務部を経て米ブルッキングス研究所に出向。三井物産ワシントン事務所長、三井物産常務執行役員、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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4610tosan
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東日本大震災と福一原発事故前で、国際情勢と幅広い情報に基づいて、その後の日本の姿を多角的に考えさせられる本でした。2011年以降の時代の雰囲気も、大きな流れとするとこの本の中の課題がずっと続いていて、それが誰の目にも見えるようになっているのかもしれません。読むのに時間がかかりましたが、最後の佐藤氏の話も面白いものでした。2014/12/20
akanishi
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今さらですが、ブッシュ政権の戦争とは何だったんだろう、と考えさせられる著作です。2011/12/21
おとやん
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それぞれの立場で時代を生きた21名との対談集。時代と真摯に向き合っている人物に共通するものは、自分の言葉で等身大の発信を続けることであり、自分が何者で、何をするために時代を生きているのかを心の奥深くで自覚しているというと言うことである。さら共通していることはそれぞれのやり方で「次の時代を創る人を育てる」ことに関心を向け始めているということ。知とは歴史であり、様々な角度から測量すべきである。親という本質を考える1冊。2011/11/05
よし
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「時代」をつくってきた著名な人たちとの対話集。それぞれ面白かったのですが少し短い気がしました。何といっても圧巻は佐藤優さんとの対話。「有力知事の連合みたいなものが出てきて…」のくだりは緊張しました。2010/04/22