感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鬼山とんぼ
3
翻訳者の西村秀一氏は現在、仙台医療センターで新型コロナ対応の指揮官として活躍中で、このウイルスに対する知見と付き合い方については多数おられる専門家の中でも随一の論客と認識している。正しい知識普及こそ正しい予防策だ。小学校高学年向けの教養図書ではあるが、スペイン風邪やインフルエンザウイルスの実態を簡潔・正確に理解するためには十分であり、何より1時間あまりで読み切れるのはありがたい。あとがきにもある通り、感染症との戦いには終わりがなく、多くの子供たちに読んで医学や公衆衛生の分野に関心を持ってほしいと思った。2020/09/04
読書の鬼-ヤンマ
1
初版発行/2005年12月、第4刷2009年6月、改訂版初版発行/2020年7月、図書館本。”インフルエンザ感染爆発”、新型コロナ感染拡大を受けての改訂版。西村秀一医学博士著の”新型コロナウイルスの大誤解:幻冬舎“を読み、3冊目が本書。翻訳であり児童向けの書。P133:訳者あとがき。復刊によせて。今、大人たちがやっていること、自分たちがやっていること、そして社会で起きていることをよく見ておぼえておいて欲しい。中には首をかしげるようなこともある。正解を知っている人は誰もいない。将来、君たちで検証して下さい。2021/08/22