内容説明
「なんでぼくばっかりおこられるんだよ！」ひかるがそんなふうに思ったとき、ジャラーン！頭の上のほうからへんな音がきこえました。なぞの地図をたよりにすすむとそこは“きもちぎんこう”でした。“かぞくつうちょう”が、青コインでいっぱいになるとどうなっちゃうの？小学校１・２年向け。
著者等紹介
ふじもとみさと［フジモトミサト］
東京都に生まれる。雑誌記者を経てノンフィクション作家。障害者、高齢者、難病者などの多くを取材して執筆し温かい目線で書かれた文章が好評を得る。現在、ハンディを抱える人々のサポートに力を注いでいる。著書に第６２回青少年読書感想文全国コンクール課題図書（小学校低学年の部）『ひみつのきもちぎんこう』（金の星社）など
田中六大［タナカロクダイ］
東京都に生まれる。あとさき塾で絵本創作を学ぶ。絵本、児童書の挿し絵作品など多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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れっつ
27
第1作目の「ひみつのきもちぎんこう」は2016年の全国読書感想文コンクール課題図書(低学年の部)。大好きなお話だった。今回の"きもちぎんこう"には家族通帳ができ、やまだ家のひかるくんが本当の気持ちじゃないことをすると涙色のコインが通帳に貯まる。またそんなひかるくんの行動を見た家族の気持ちも同時に貯まっていく。ある時涙色のコインが貯まり過ぎたひかるくんに、ぎんこうのばんとうさんは、ピンクコインを貯めると涙色のコインが消えると教える。どうしたらピンクコインが貯まるの？自分で考え行動するひかるくんに拍手！2019/01/13
けほんこ
18
読みました！ これは考えながら、子どもと読むのが おすすめかも。 今のはピンクかな？ 今のは青かな？ っていいなが実生活に活かしています。 そうやっていいこと悪い事を 自分なりに考えてみるのは 凄く良い勉強だなって思いますし、 そういう機会を得られる本は 子ども読書本としていいかなーって思いました。 うん。きっと大人が決めつけて 子どもの思いを汲取れてないことも沢山あり もちろん子どもも大人の気持ちを 汲取る事ができてないことが あるなって思いました。 書いて素直に伝える事こそ重要なのかもしれません。2018/04/15
縞子
15
続編は、家族の物語。子供の本当の気持ちに親はちゃんと気付いてあげられているのかな。自分の言動はまわりをどんな気持ちにさせているのかな。大人も考えさせられます。2021/09/02
サウスムーン
13
『ひみつのきもちぎんこう』続編。今回は5人家族、3人兄弟の真ん中のひかるの物語。本当は優しいのに、ちょっと乱暴で不器用で、よく怒られてしまうタイプ。貯まるのは、涙色の青コインとピンクのコイン。青とピンクのコインがそれぞれどんな時に貯まるのか明快に書かれている。それでいてラストでは、その奥にある"家族の気持ち"に触れていて、読後感がとても良かった。道徳的だが押し付け感少なく読みやすい。本シリーズ今後も読みたい。前作の主人公のゆうたくん・ここみちゃんの登場も嬉しい。2018/04/17
Ta
4
図書館本。第二巻だが、続編というよりはテーマが違う別のストーリー。ばんとうさんは答えを言わないところがいい。自分の行動を振り返って気付きを得る、そんなチャンスを与えてくれる。一見怖そうに見えて、実は優しいんじゃない。2020/12/24
