内容説明
平安の華やかな貴族社会で、源氏は、その光り輝く美しさと類まれなる才能から“光る君”とひときわ称讃された。奔放な恋愛を重ねながら、生涯を通して満たされぬ愛の身代わりを求めた源氏。その魅力の虜となった五人の女性たちとの、恋の駆引き、愛の喜びと哀しみを描く。
目次
前語り
夕顔
六条御息所
紫の上
末摘花
朧月夜
著者等紹介
鳥羽笙子[トバショウコ]
1月4日大阪生まれ。1991年『源氏物語』でデビュー。2008年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あろま
8
漫画で読むのは初めてだけど、漫画になる分読みやすくなっていてこれもありだと思った。源氏物語ばかり読みがちだけど、このシリーズで他の古典も読みたいと思った。2022/02/02
みかん@道北民
6
美しい鳥羽さんの絵で主に女性側からの視点。源氏は罪な男だと思うけどたしかちゃんと最後まで引き受けてたから凄い。まぁ金があるからできたんだろうが…wしかしこれだけ(以上)たくさんの女性のキャラや立場をしっかりと描きわけていた紫式部がすごいなと改めて思いました。 2014/06/29
ちゃありぃ
5
さらっ、と女性紹介、でしたな。2014/07/15
はる
1
イケメン度が半端じゃない光源氏です。この漫画なら理不尽な扱いされても好きでいてしまう女性の気持ちがわかるかも?NHKの『そのとき歴史は動いた』の漫画はわかりやすいけど絵が苦手だったので、少女漫画風味な古典漫画は大歓迎です。2016/04/03
空
1
源氏視点ではなく、5人の女君たち視点の短編で構成されています。一応プロローグ的に源氏のことが書かれていますが、全く「源氏物語」のことを知らない相手にそのまま読ませてどこまで理解できるかは疑問。私には少し物足りなかった。2011/07/26