内容説明
政夫は、いとこで二つ年上の民子と姉弟のように過ごしてきた。やがて、二人の間に恋がめばえはじめるが、周囲の大人達には理解されず…。忘れられない純粋な恋を描いた名作。
著者等紹介
伊藤左千夫[イトウサチオ]
1864~1913。千葉県生まれ。本名は伊藤幸次郎。正岡子規に師事し、短歌雑誌「アララギ」の中心となり斎藤茂吉などを育成した。代表作に「野菊の墓」、「隣の嫁」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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juni
2
姉弟の様にすごしてきたいとこ同士の政夫民子。やがて、2人の間に恋がめばえはじめるが、周囲の大人たちには理解されず…。*まんがで泣いてしまった。その後で小説も読んだけど、最後に政夫の母親が謝罪するところはすごくつらかった。嫌いでやったことではなく、2人を大事に想っていたからこそだったんだと思うと母親もつらかったんだなと。当時は色々なことにしばられて、今ほどは自由に恋愛ができなかったんだね。みんなが他人のことを思ったからこその悲劇の恋だったのかな。2012/07/31
りゅか
2
悲しい話だなぁ・・・。今だったら何てことないだろうに。民ちゃんの一途さに泣ける。次は活字で読むぞ!2012/01/26
マジョリーヌ:〕
1
まるで、少女漫画をよんでいるようでした。せつないお話です。2012/02/19
空
1
今だったら何の問題もないだろうに…。可愛らしい絵柄の漫画に仕上がっています。2011/08/03
ふぉんだんしょこら
0
こんな純愛がずっと昔に描かれていたなんて…!切ないながらも良い作品でした。読んで良かった。今度は原作で読んでみたい。2014/09/13