太陽のくに

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784323072081
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8097

内容説明

ふかふかのベッドも、冷えたコーラもないけれど、今日も太陽がふりそそぐ。ここは、太陽のくに。何もかも恵まれたヨーロッパの国で育った少年・ラスムス。やがて一家はラスムスの祖国を訪れる機会を得る。初めて見る自分の生まれた国。そこには、ただ観光客として訪れたなら、決して見ることのできない厳しい現実が待ちかまえていた。

著者等紹介

アスムセン,エヴァ[アスムセン,エヴァ][Asmussen,Eva]
1942年デンマークのコペンハーゲンで政治家の家庭に生まれる。コペンハーゲン大学法学部で学び、1990年同学部教授に就任。犯罪防止委員会の委員長をはじめ、様々な機関の役職を歴任。メディアで社会問題や子どもの権利などについて意見を述べる機会も多い

枇谷玲子[ヒダニレイコ]
富山県に生まれる。2003年デンマーク教育大学児童文学センターに留学。2005年大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。埼玉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはなし会 芽ぶっく 

11
平成24年度北海道指定図書 中学校 2012度北海道冬休み推せん図書 中学生 ラスムスの髪と目は黒、肌は茶色。デンマークでは嫌でも目立ってしまいます。お母さんは生まれた太陽の国のはなしをしてくれるけど、心は晴れない日々。そんな時家族で太陽の国に行く事になりました。旅行先で大地震が起こり、家族がバラバラになってしまいました。2018/10/04

ようこ

5
白人の家庭の養子として育ったラスムスが自分の生まれ故郷の国に行き災害にあう。白人が有色人種のことをどのように見ているか、命に対する考え方が先進国とそうでない国ではちがうことなど考えさせられることが多い。大変な思いをして帰国したラスムスが自分の生まれを受け入れ誇りを持つところが救いだった。2011/02/27

atota

2
タイトルや装丁から受けていた印象とはまるで違って、最後まで目が離せなかった。最後の最後に救いがあり、ラスムスの未来の幸せを心から願った。2012/09/18

dumpty

2
ラスムスの生まれた国をはっきりさせなかったのは意図してなのかな?2011/07/10

margo

1
白人が書いた話だなと思った。養子制度についてちゃんと調べたんだろうかと子供ながらに思った。2011/10/19

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