内容説明
コブタくんはとってもなきむし。あるひ、コブタくんがないていると、はれているのにそらからあめが。そして「うわーん。うわーん」と、おおきななきごえがして…。一緒に泣いて、一緒に笑って。かとうようこ&みやにしたつやが贈るコブタと木のちょっぴり悲しい友情ものがたり。
著者等紹介
かとうようこ[カトウヨウコ]
青山学院大学文学部日本文学科卒業。商社勤務を経て絵本の世界へ
みやにしたつや[ミヤニシタツヤ]
1956年静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。作品に『おまえうまそうだな』“けんぶち絵本の里大賞”(ポプラ社)、『ふしぎなキャンディーやさん』“第13回日本絵本賞読者賞”(金の星社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
16
絵のみ宮西達也さんだが、かとうようこさんの書くことばは、いつもの宮西ワールドに通じるものがある。泣き虫のコブタくんを見つめ続け、支え続けてくれた一本の木。自分を支え励ましてくれたことを忘れない限り、木は心の中で生き続ける。通い合う心は決して消えたりしない。2015/04/19
わむう
12
泣き虫のコブタくんが悲しいときはいつもそばにいて一緒に泣いてくれた木。コブタくんを守るために枯れてしまい、もう会えなくなってしまったけど、その優しさをもらって強くなって成長する。2016/08/22
mincharos
10
優しい絵本だな~。コブタくんはなきむしでいつもちょっとのことで泣いちゃうんだけど、木とお友達になって木の本当に献身的な優しさに触れて、そして強くなれた。つい最近「ルポ虐待」を読んだばかりだったので、人はみんなこの木のような存在が必要なんだと思った。2017/07/11
読み人知らず
10
どうしてこんなに悲しい落ちにしてしまうんだ2015/04/19
ちょこちょこ
9
6歳1ヶ月の息子に読み聞かせ。泣き虫のコブタくんの変わりに泣いてくれる木。最後もう一度話して欲しかったな。2020/02/20