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内容説明
少年時代に父親を病気で亡くした後、母親に捨てられたケイと、交通事故で両親と妹を一度に失ったクリーム。ふたりは、ある時は家族や友人のように、時には恋人のようにいつも一緒に生きてきた。愛し合っているように見えるが、ふたりの間に愛の言葉はなかった。病魔に侵され、余命があとわずかなことを知ったケイは、自分の代わりにクリームを生涯守ってくれる男性を探そうとする。「愛している」という思いを封じ込めて…。
著者等紹介
ウォンテヨン[ウォンテヨン]
1971年生まれ。韓国を代表する詩人。『悲しみよりもっと悲しい物語』で小説家としてもデビュー
蓮池薫[ハスイケカオル]
1957年新潟県生まれ。新潟産業大学専任講師。中央大学法学部3年在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。帰国後、中央大学に復学。2005年に初訳書『孤将』(新潮社)を刊行。2008年3月に中央大学を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuka
18
横書きの小説は初めて。細かい描写がないので、あっさり読み終わった。かけがえのない相手。泥沼の中で足をからめとられ、身動きができない、お互いしか見えない愛。とても、悲しくなった。次は、楽しくなるやつ読もう。2019/05/18
Astroswitch
3
自分の気持ちに正直に生きていく事に対して、現実は時に残酷だと思う。彼も彼女も気持ちは1つだったのに、すれ違ってしまった。でも、私には彼の気持ちがとても良くわかる。自分より相手に幸せになってほしいその気持ちが。彼のとった行動は彼女から見たら、望んだことでもなく、理想の形でもなく、苦しいものだったのかもしれない。もし彼が自分の事を話していたら何かが変わったのかもしれない。でも、私が彼なら、彼と同じように何も言わなかっただろう。彼は彼女には不誠実だったかもしれないけれど、それも幸せの形の1つなのかもしれない。
にわとり
0
映画が良かったので、原作本も読むことに。映画でうまく料理された感じ。映画で十分かなあ……。2012/08/10
nokiko
0
そんなに悲しくなかった 2011/10/05
もっさん
0
学校図書館向けのおすすめの本の冊子にちょくちょく載っていて、蓮池さんの訳ということで期待して読んでみました。うーん、個人的には、詩的というより、携帯小説みたいだな、と思ってしまった。もっと登場人物の容姿とかの描写が欲しかった。やはり映画を観てからのほうがいいのかな。 2011/06/30