内容説明
240万人もの人々に読み継がれてきた『ガラスのうさぎ』。平和を訴え続ける著者・高木敏子の軌跡をビジュアルにたどった一冊。
目次
高木敏子と『ガラスのうさぎ』(はじまりは『私の戦争体験』;あらすじ『ガラスのうさぎ』;人生を変えた『ガラスのうさぎ』出版;映像の世界へ、そして一変した生活;孫に贈る『新版 ガラスのうさぎ』;世界ははばたく『ガラスのうさぎ』)
高木敏子の歩いてきた道(誕生―下町での暮らし;家族―幸せな日々;戦時下―つらかった疎開生活;焼け跡―東京大空襲とガラスのうさぎ;絶望の淵―機銃掃射が奪った命;終戦―ひとすじの光;息吹―青春の日々・執筆活動へ;平和行脚―戦争を伝えるために;心の支え―旧友からの手紙)
高木敏子・人と仕事(世に送り出した作品たち;対談 すべての原点は十三歳の夏―高木敏子の人物像とその歩みを探る;〈特別寄稿〉めぐりあった人々の温かい声;立命館大学国際平和ミュージアム 高木敏子コーナー;園児疎開を描いたノンフィクション絵本『けんちゃんとトシせんせい』;長年の活動が認められてエイボン女性大賞に輝く;平和と友情よ永遠に―二宮町の「ガラスのうさぎ」像)
高木敏子・読者との絆(子どもたちが読んだ『ガラスのうさぎ』;中学生は『ガラスのうさぎ』をどう読んだか;平和の語り部としての講演活動)
高木敏子・未来への伝言(家族への思い;本は心の宝石箱;平和な世界のために)
著者等紹介
笠原良郎[カサハラヨシロウ]
1931年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業。東京都の公立中学校社会科教諭、都立高校司書教諭を経て、1982年、全国学校図書館協議会事務局に入局。1998年、理事長に就任。2001年に退職、顧問に就任する。相模女子大学、立教大学などで司書教諭の養成にあたる一方、学校図書館法改正や国際子ども図書館開設などの運動を展開した。第43回児童文化功労賞受賞。国際子ども図書館を考える全国連絡会会長、図書館情報学会会員、日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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