内容説明
ヤーヤーはきょうもおさんぽ。とちゅう、かなしい思い出しかもってないカナシミさんと、思い出じたいをすっかりなくしたノノさんに出会います。でも、あらしの夜があけると、すがすがしい朝がおとずれて…。ヤーヤーとへんてこななかまたちがくりひろげる、どっきどきで、ぽっかぽかの物語。こころあたたまる、ふしぎの森のファンタジー。
著者等紹介
内田麟太郎［ウチダリンタロウ］
福岡県生まれ。絵本に『さかさまライオン』（童心社／絵本にっぽん賞受賞）、『うそつきのつき』（文溪堂／小学館児童出版文化賞受賞）、『がたごとがたごと』（童心社／日本絵本賞受賞）、などがある
高畠純［タカバタケジュン］
愛知県生まれ。絵本に『だれのじてんしゃ』（フレーベル館／ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞）、『オー・スッパ』（講談社／日本絵本賞受賞）などがある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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読み人知らず
3
最後三枚の紙に全て同じ名前が書いてあった。そして迷うことなく真ん中の紙を取った。このあたり、いいです。2007/12/26
ひの
1
ヤーヤー、かわいいなぁ。癒されます。悲しい思い出しかないカナシミと思い出の一つもないノノさんのどっちが辛いか対決。というほどの派手な話ではなく、、、嵐の夜を境目にナニカが変わった。。。予想をはるかに上回るキレイすぎる程のいいお話だったなぁ～☆2014/12/10
遠い日
1
切ないねえ。思い出をめぐる各人の思いが切実で、胸を突かれたよ。愛が人を包むっていうのが、こんなにも嬉しくて美しいなんて。みんな胸張って幸せになってください。2009/11/12
cl_hickey
0
娘より。 子供向けの文章だけど、中身は深い。悲しい思い出しかないのと、そんな思い出すら一つもないのと、どっちが不幸なことなのかという問いかけに戸惑った。 最後はどちらも幸せな道を見つけられてよかった。 思い出のたんじょう日の意味に納得。 2017/09/24
ビシャカナ
0
不幸な生い立ちのカナシミと、過去を失くしたノノ、同時進行する二人の物語、そして二人にそれぞれ寄り添う、義理の母と恋人の想い。あらすじだけならば重厚なヒューマンドラマめいているが、どうぶつたちの物語であり、ヤーヤーがいるからこそ重くなりすぎずに読める。2016/06/26
