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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
汐
12
声と生きる力を取り戻し、生まれかわったあすかは、転校先のクラスのいじめに立ち向かっていきます。しかし、そんなあすかを悲しい二つの死が待ち受けていました。心の支えだった祖父を亡くし、落ち込むあすか。それでも、友達や兄のおかげで立ち直ります。そして12歳の誕生日。心ない一言であすかを傷つけた母親も、少しずつあすかに歩み寄ってきていました。自分の非を認め、わかり合おうとしている親子がとても素敵でした。「心が空っぽになったら、空から元気をもらいなさい」2015/04/28
boo
8
すごく綺麗に話がまとまりましたね。悲しい別れもありましたが、あすかはすごく強くなりましたね。でも、「ママ」とは言ってくれないんだね。静代さんが立ち直るまで呼ばないのかな?小学生の立場からしたら母親は絶対的な存在ですもんね。マンガだけでなく原作も読んでみたいと思います。2016/03/07
十六夜(いざよい)
2
家庭の問題、いじめ、障害、死別、誕生…もともと児童向け?に書かれた本だからか、色んな問題を詰め込み過ぎてだらだら感が残った。最後にみんな和解してメデタシメデタシだったけど、ころっと変わる両親や、すんなり解決したいじめが御都合主義過ぎて嫌だった。所詮空想の産物なんだなって。いじめ被害者の順子の父親のセリフが一番リアリテイがあって印象的でした。2015/08/19
まいこ
1
主人公は、母がきょうだい児として寂しい子供時代を過ごし、夭折した姉に屈折した感情を抱えたままであることを知る。そして、姉の面影を自分の中に見ているから自分を愛せないのだと知った主人公は「自分の問題を自分で解決せずに、子どもにぶつけないで」と母に決別宣言をする。これもすごくある話だと感じる。親の未解決な葛藤を、子が引き継ぐ。子が失語症や統合失調症になっても、問題を抱えた親は生き生きしている例は身近にもある。 それにしても、最後の、みんなが和解するシーンは、自己啓発セミナーみたいで、ちょっと・・2014/07/16
桃宮
1
やっぱり悲しいお話だったけど最後は何とかハッピーエンドになってよかった!