著者等紹介
中野晴行[ナカノハルユキ]
和歌山大学経済学部卒業後、1993年に『手塚治虫と路地裏のマンガたち』(筑摩書房)で単行本デビュー。『マンガ産業論』(同)で日本出版学会賞奨励賞、日本児童文学学会奨励賞を受賞。『謎のマンガ家・酒井七馬伝』(同)で日本漫画家協会特別賞を受賞。京都精華大学マンガ学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
24
武士の誇りかあ、面白い切り口だなあ…と思って読んでみたら、冒頭が岩明均さん!初めて読みましたが、「雪の峠」面白かった!こういう武士の誇り、いい!他では星野之宣さんの「鎖の国」が素晴らしかった。平賀源内をこんな風に描いた話って初めてかも。「ちったあてめえの脳みそで生きてみろ、百年馬鹿ども!」というセリフ、臨機応変に対処できず、上から決められたことに盲従する者への痛烈な一言だと思う。百年馬鹿かあ。2021/08/20
剛腕伝説
11
岩明均・雪の峠、星野乃宣・鎖の国、この二人の歴史漫画は貴重なのでは?2023/04/04
どあら
11
図書館で借りて読了。武士って大変(-_-;)2017/03/07
みのにゃー
5
どれも面白かったんだけど、特に『雪の峠』が良かった。乱世から平和な江戸時代への移行期。古老と若者の考えの違い。あと『チャカポンくん』。ギャグだから井伊直弼のことをそう呼んだのかと思いきや、実際にそういうあだ名だったなんてビックリ。2016/10/29
山羊男
3
シリーズ第4巻。江戸時代の武士の姿を描いた漫画のアンソロジー。関ヶ原の合戦後出羽に移封された佐竹家の新たな国造りの様子を描いた岩明均『雪の峠』ほか5作品を収録。星野之宣『鎖の国』は、独自の解釈により新たな平賀源内像を描き、みなもと太郎『チャカポンくん』は、若き日の井伊直弼をユーモラスに描いていて、それぞれ面白かった。2014/06/28