出版社内容情報
10代の子どもが抱える悩みや不安にトコトン答える番組「NHK オトナヘノベル」を書籍化。
NHK「オトナヘノベル」制作班[エヌエチケーオトナヘノベルセイサクハン]
内容説明
10代が抱える悩みや不安、知りたい気持ちにトコトンこたえる、NHK Eテレの人気番組「オトナへノベル」。番組内で放送された、SNSのトラブルや友だち、恋愛などをテーマにしたドラマが、ついに書籍化!
著者等紹介
長江優子[ナガエユウコ]
東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。構成作家、児童文学作家。『タイドプール』で第47回講談社児童文学新人賞佳作を受賞
鎌倉ましろ[カマクラマシロ]
長野県生まれ。樫崎茜名義での作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tan
27
今回は学校での出来事でしたが、激しいいじめとかではなくて気持ち的にはゆとりを持って読めました。でも「ぼっち」を極めるのは大人なら周りも理解してくれそうですが、子供の世界ではちょっと厳しい気がします。学校はどうしてもグループで行動したり誰かと組んで作業したりする場所なので「ぼっちは慣れてしまえば強い」と思っていても無理があります。「慣れる」より、もっと違う解決方法を提示して欲しかったですね。2017/08/07
白雪ちょこ
18
10代のリアルな悩みを物語にした、短編集全3話。 「一緒じゃないと」「周りに合わせなきゃ」「キャラを作る」などなど、周りの反応や友達のことばかり考え悩む姿は、学生あるあると言えよう。 しかし、大人になるにつれ知識が増え「本当の」友人を知るが、特に中学生は難しい。 日本人は、「同じ」や「一緒」を好む傾向があるが、「個性」や「別々」を認め、息をしやすい教室作りをすることを目指すのが、今の学生達には必要かもしれない。 もちろん、友達関係も同じくらいに。2022/03/18
もえたく
10
10代の若者の悩みをドラマにしたNHK番組を長江優子さんたち児童作家が小説化し、心理学者の解説を加えた全5巻の1巻。この巻では「ぼっち」「同調圧力」などの友だち関係のトラブルがテーマ。読み易くまとめられた短編なので学生はもちろん、親にもお薦めですが、学校の図書室にあっても借りにくいのかなあ。2017/03/26
おーうち
8
中学生高校生くらい。いじめとか孤独とか。短編3篇ですが、ストーリーのあとに専門家の解説と注意点が解説されています。解説は保護者向けかな。孤独を恐れる感情はしばし忘れていましたが、あらためて気づかせていただきました。2019/12/25
どくしょん
6
「トリプル・コネクション」の後に書かれていた「友だち付き合いのさしすせそ」を、新学期に友達が出来るだろうかと気にしている子どもに教えてあげたい。2017/08/14