内容説明
遊びの天才だったビートたけしの少年時代を絵と文で綴る。
目次
ペンキ屋の手伝い
兄きと俺の勉強
身体検査とおんな色
はじめての海と神様
送って当るパラシュートロケット
インチキな沖縄カラテ
燃えた電気機関車
楽しい銭湯
紙芝居と三角アメ
職人のおやじ〔ほか〕
著者等紹介
ビートたけし[ビートタケシ]
1947年、東京都足立区生まれ。ビートきよしと漫才コンビ「ツービート」を結成。1970年代後半から始まった漫才・お笑いブームの立役者の1人となる。その後もソロとして、テレビやラジオ、映画や出版の世界などでマルチに活躍。映画監督・北野武としても世界的な名声を博す。1997年には、「HANA‐BI」でベネチア国際映画祭の金獅子賞受賞。2003年、初の時代劇「座頭市」で、再びベネチア国際映画祭にて監督賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。@新潮部
10
《私-図書館》【再読】貧乏が、楽しそうだね。たけしさんに、とっては、本当はつらかったのかもしれないけど。2014/11/07
つき
5
読んでると、ビートたけし自身が語っているように錯覚してしまう。 情けない。やんなっちゃう。そんな子どものころの感情を忘れないでいるってすごいなあと思う。2019/04/08
sasa
1
ビートたけしの子供の時が本人の語り口調で書かれていてまるでお話を直接きいているみたいでした。2013/04/01
なみ
0
独特の喋り口調と私が生まれる前の体験できなかった世代のお話で、自伝的なお話は面白かったし興味深かった。けど過激な部分と人としてどうなのって思う部分もあって、少し苦手な本でした。2016/08/20
いたち野郎
0
足立区時代の話は、おそらくデビュー時にたくさん語ってきたものであろうと思われる。古き良き振り返り、とはいかないところが、酸いも甘いも噛み分けた雰囲気が出ている。随分あとの台湾映画でルービンファという国民的作品があった。小さな島の金持ちと貧乏な子どもの扱いの差。それを「仕方ないもんな」と、諦観する様子も、本書とよく似ていた。映画の方の貧乏な子どもは絵描きの才能があったのだが、本書の主人公はお笑い芸人になってしまった。絵も描くことになるが…。殴られても、怒られても、やりたいこと、欲しいものがあったんだなあ。2021/04/21