出版社内容情報
バンクーバーパラリンピックで金メダル2つを獲得したクロスカントリースキーの新田佳浩選手。3歳の時、事故で左肘から先を失った彼が、知恵と工夫で「できない」を無くしてきた半生と、夢をかなえるために大切なことを描く。
新田佳浩選手は今も現役で活動中の選手。平昌パラリンピックでの金メダル獲得に向けて、全力で練習されています。
笹井 恵里子[ササイ エリコ]
1978年生まれ。現在は、週刊誌「サンデー毎日」の業務委託記者。過去の著書に、強迫性障害の実情をまとめた『強迫、くもりのち晴れ、ときどき雨』(長崎出版、現在は絶版)がある。
内容説明
新田佳浩選手は、三歳の時に祖父の運転する稲刈り機に腕を巻きこまれ、左ひじから先を失いました。その後、クロスカントリースキーと出会い、「事故の責任を感じている祖父に、金メダルを!」という目標を立てます。そして、四度目のパラリンピック出場で金メダルを二つ獲得し、長年の夢をかなえました。“不可能”に思えることを、数々の工夫で“可能”にしてきた新田選手。彼の半生を、今伝えたい「10の言葉」とともにおくります。
目次
1 “できないこと”を工夫で乗り越える―もうぼくの手は生えてこない
2 “やらされている”と思うことは、成長しない―片手で始めたクロスカントリースキー
3 はっきりとした目標を立てよう―長野のパラリンピックを目指す
4 勝負のときは、油断をしないこと―ソルトレークシティでの銅メダル
5 うまくいかないときは、成長するタイミング―なぜ?メダルがとれない涙のトリノ
6 熱くなれ、本気でぶつかるんだ―お前にぼくの気持ちはわからない!
7 大切な人との時間で原点に返ろう―育ててくれた家族、新しい家族がパワーのもと
8 “自分のため”だけでは、トップに立てない―バンクーバーで世界一になった瞬間
9 応援される自分になろう―ソチでわかった、本当に強い選手とは
10 ゴールは決めるな、さあ前へ―ピョンチャンの先にあるもの
著者等紹介
笹井恵里子[ササイエリコ]
1978年生まれ。現在は、週刊誌「サンデー毎日」(毎日新聞出版)の業務委託記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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