ノンフィクション 知られざる世界<br> 心のおくりびと 東日本大震災 復元納棺師―思い出が動きだす日

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ノンフィクション 知られざる世界
心のおくりびと 東日本大震災 復元納棺師―思い出が動きだす日

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  • サイズ A5判/高さ 22cm
  • 商品コード 9784323060880
  • Cコード C8395

出版社内容情報

復元納棺師・笹原留似子は東日本大震災被災地で三百体以上の遺体に化粧を施し復元した。津波による遺体の損傷はひどく、突然家族を奪われた遺族の悲しみをさらに大きくする。TV等で紹介されたその活動を通して死と生を追う。

内容説明

「うん、ママだ…ママだ…」2011年3月11日、東日本大震災。津波がうばった母親の面影を、ひとりの女性が生前の姿にもどしていく。何時間もかけて、ていねいに、絶対に元にもどすと思いながら。その手で復元された生前の姿に、家族はようやく涙を流し、子どもたちはお別れを告げることができるようになる。人の最後の姿は、残された家族の今後を決める。被災地にボランティアで入り、遺族の思いが動きだす瞬間を見てきた復元納棺師の記録。

目次

1 その時
2 納棺師
3 遺体復元
4 絶えることなき涙
5 遺体安置所
6 さまざまな思い
7 支援のバトン
8 新たな出会い
9 人はつながっていたい生きものです

著者等紹介

今西乃子[イマニシノリコ]
大阪府岸和田市生まれ。航空会社広報担当などを経て、児童書のノンフィクションを手がけるようになる。執筆のかたわら、「国際理解」や愛犬を同伴しておこなう「命の授業」をテーマに小学校などで、出前授業をおこなっている。児童文学者協会会員

浜田一男[ハマダカズオ]
千葉県市原市生まれ。1984年フリーとなり、写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。企業のPRおよび、雑誌『いぬのきもち』(ベネッセコーポレーション)等の撮影に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

252
生前のおもかげを無くし激変したご遺体を復元し成仏へと導く現代の『高田郁:お縁』の笹原さん。その献身に落涙し本書も購入。本人の感情で綴る臨場感溢れる文章と、プロの書き手が取材に基づいて書く客観的な文章とでは感じる温度が異なるが、先に読んだ笹原さん本人が記した『おもかげ復元師』への感銘感涙が甦る。一方で、本人の立場ではなかなか書けない心なきマスコミの言動や偽善ボランティアの悪意なき不躾!送られるメールや笹原さんが書き残すスケッチには号泣!改めて思う、ご遺族の生き残った悲しみと、貴女の尊き献身にただ合掌‼️🙇2019/02/24

どんぐり

72
笹原留似子さんは、遺体を清め、整え、死化粧をほどこし、旅立ちの衣装を着せて柩に納めるお仕事をされている納棺師の方である。 “復元”とあるように、東日本大震災では、通常の遺体とは異なり、日を追うごとに確認が困難になっていた。遺体の復元は遺族の心の中に生き続ける「きれいな生前の顔に戻す」ということ、笹原さんが震災後5か月で復元した遺体の数は、300体を超えた。自分の大切な人を失っても、その思い出とつながって生きていく被災者の心の復興に寄り添った活動は、知っておくべきだろう。児童書コーナーにあるのが少々残念。2015/04/20

あっか

71
おもかげ復元師、笹原さんの本は3冊目。本当に尊い仕事だし、こんな活動をしてくれている人がいてくれて本当に嬉しいし、知れて良かった…と心から思います。予期できないことだらけで、どれだけ救いになったかと思うと、胸がぎゅっとなります。「おもかげ復元師の絵日記」の方も拝見していますが、スケッチを見るとやはり泣けてしまいますね…『ひとりの人間に限界はあっても、次の人につなげていけば無限になる』。心にグッときた一文です。2019/03/24

ユザキ部長

71
どんな人も亡くなった後でも笑いじわがある。表情筋マッサージで復元。口角を上げる。笑いじわから故人の性格もわかる?このエピソードが印象的でした。どんなに苦しくても人は生きていかなければならない。だからその悲しみに向き合いあい前に進める為の初めの一歩のお手伝いをする納棺師。遺族が故人の思い出を継承できる様にボランティアで遺体安置所をまわる。読んで涙しました。2014/01/29

七色一味

67
読破。薄い本、文字も大きい。児童書だから。でも、時間がかかった。ただ、こう言う書き方されると、どうもこう、ぐぐっと盛り上がってくる「泣くぞ~、これから泣くぞ~」な思いが引っ込んじゃう。ま、まぁ、泣くの目的で読んでるわけじゃないから、それはそれでいいんだけど…。☆お陰で、思いも寄らない方々がこうして物理的に精神的に「復興」に携わっていらっしゃるんだなと、改めて思い知りましたよ。2015/02/15

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