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内容説明
日本では歴史が浅く、まだまだ知られていない聴導犬。現在、日本で認定されている聴導犬は、約十数頭しかいない。一頭でも多く聴導犬が誕生してほしい。一人でも多くの人に聴導犬のことを知ってほしい。そう願って活動している人たちがいる。ソーシャライザーの大澤裕子さんもその一人だ。子犬を愛情たっぷりに育て、笑顔で送りだしていく。いつか子犬たちが聴導犬になって、ユーザーと幸せになる日を夢みて。
目次
もう犬をすてないで
ハナ、テストを受ける
盲導犬訓練士になる夢
聴導犬になる子犬を育てよう
ソーシャライザーの仕事とは
子犬育てが始まった
ハナが家にやってくる
天国に行ったサワちゃん
いよいよ聴導犬の訓練だ
オレンジ色のコートの使命
ハナ、病院へ行く
さまざまな道を歩む犬たち
輝きだした瞳
ピーアール犬はピンクのコート
著者等紹介
高橋うらら[タカハシウララ]
東京都生まれ。日本児童文芸家協会・日本児童文学者協会会員
MAYUMI[MAYUMI]
写真家。日本聴導犬協会訓練マネージャー。英国聴導犬協会認定訓練マネージャー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
40
動物保護団体の前に捨てられいた子犬。その内の1匹のハナが聴導犬に向いているのではないかという事で、その訓練が始まる。聴導犬の事はテレビなどで知っていましたが、どのように育てられるのか?どのように訓練されるのか?どのような方達が育ててくださっているのか?全然知りませんでした。この本を読んで良かったです。盲導犬や聴導犬、介助犬を動物虐待と言う人がおられるとの事。それは違うと思う。犬だって、中にはそういう仕事をする事によって瞳を輝かせて、喜ぶ子だっていると思う。人間でいう所の生きがい。犬にだってあると思う。2015/11/03
書の旅人
14
古本めぐりの旅で手に入れた。以前から盲導犬やセラピー犬に興味があり、その関連本を読んでいたので、もちろんこのお話にも、興味津々。表向きだけのことだけではなく、裏の話ももっと知りたい。いずれはそれらを全て、子どもたちに伝えることも取り入れたいと思っている。犬も引き取り、「今はこんなに幸せな顔をしているだろ」と、直に見せてあげよう。2016/08/17
seraphim
7
読友さんからいただいた本。小学校高学年からの児童書。聴覚に障がいをもつ人をお手伝いする聴導犬。その聴導犬の候補生の仔犬を育てるボランティア、ソーシャライザーの大澤さんと、聴導犬候補生の犬たちとのお話。盲導犬候補生の仔犬を育てる、パピーウォーカーは知っていたが、聴導犬の場合は、ソーシャライザーということは知らなかった。お仕事をしている犬たちは、みなとても凛々しい。聴導犬や盲導犬がもっと社会に浸透すると良いなぁと思った。2012/10/22
ぁりか
4
聴導犬の素晴らしさ、人との関わりを改めて感じました。私も将来絶対パピーウォーカーをしたい。2009/08/03
おはなし会 芽ぶっく
3
盲導犬の話は目にしますが、聴導犬の話はあまり出会えませんでした。教科書のおすすめに載っていたおかげです。2018/12/17