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出版社内容情報
太平洋戦争凍結後、沖縄にもう一つの戦争があった。アメリカによる土地取上げである。沖縄伊江島で起きた強制立ち退きの事実と、非暴力を揚げて戦いを続けてきた阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さんの半生を描く。 小学校高学年~
内容説明
太平洋戦争中、日本で唯一、地上戦の場となった悲劇の地、沖縄。その沖縄に、ふたたび悪夢がおそいかかった。アメリカによる、土地取り上げである。大国を相手に、土地をまもる闘いを続けてきた阿波根昌鴻さんと伊江島の人びとの半世紀にわたる闘いの記録。
目次
プロローグ ヌチドゥタカラの家
1 ぼうしとインクびん
2 チュラシマ(美しい島)へ
3 ガマからガマへ
4 あいさつしようね
5 テント小屋の歌
6 さいごの手段
7 沖縄へやってきた太陽
8 花は土にさく
9 ほんとうの平和をもとめて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
13
戦後の伊江島。戦争が終わったからと言って元通りという訳にはいかない。0からの、いやマイナスからの出発。戦後の復旧というのは、年月が経てばあっという間だろうけれど、その立て直しをした方々にとっては真逆だと思う。まして阿波根さんのように後世に伝えていく方にとっては。終戦後の1955年、伊江島にやってきたアメリカ軍は、島を軍用地にしようとしました。阿波根さんは大国も恐れず交渉し、島民も非暴力の精神で闘い続けました。軍用地は大幅に減少しました。2019/02/11
おはなし会 芽ぶっく
7
教育出版国語 6年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】2021/05/24
kira
3
読み終わった後、沖縄の人からいただいた黒砂糖を一片口に含んだ。戦争を経験した沖縄の地で育った黒砂糖は少し塩辛かった。 平和とは争いの上ではなく、共に助け合う地盤の上に成り立つものであることがわかる。2022/05/17
東京には空がないというけれど・・・
0
おもしろい 目からうろこ2009/04/20