だれも知らない時間

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だれも知らない時間

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  • サイズ A4判/高さ 31cm
  • 商品コード 9784323048017
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

没後も多くの作品が刊行されている人気作家安房直子の独特の世界をいもとようこがふたたび彩る、美しく悲しい時間の物語。

著者等紹介

安房直子[アワナオコ]
1943年、東京生まれ。日本女子大学国文科卒業。『さんしょっ子』で日本児童文学者協会新人賞、『風と木の歌』で小学館文学賞、『遠い野ばらの村』で野間児童文芸賞、『山の童話 風のローラースケート』で新美南吉児童文学賞、『花豆の煮えるまで 小夜の物語』でひろすけ童話賞など数多くの賞を受けた。1993年逝去。独特の世界観は高く評価され、没後も多くの作品が刊行されつづけている

いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこうたの絵本1』で同グラフィック賞受賞。2015年パリとボローニャで絵本原画展を開催。赤ちゃん向けから名作まで作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MI

96
貧乏な漁師の良太、アミに穴が空いて魚が取れず困っていました。海辺で大きなカメに出会いました。暇がないとぼやいているとカメは「私の時間を毎日1時間分けてあげよう。そのかわり毎日お酒をコップ一杯ほしい」良太とカメは約束しました。くれた1時間は12時から1時間だけくれる。良太だけ1日25時間ある。そしてその1時間が終わると、また時計の針は12時になる。良太は空いた時間であみを直し、お祭りの太鼓の時間が毎日1時間できました。しかしある時その時間に女の子がやってきて。読後何度も切ない気持ちになり、考えさせられた2024/01/28

zero1

87
懐かしい作品を公民館で見かけた。時間を分け与える意味。その中に【生と死】をも描く。夏祭りの夜、何が起きたか。独特の世界観が新しい絵で甦る(読者によっては違和感?)。海の上を走るといえば本書とギリシャ神話のオリオン(笑)。少年時代の私は病院に急ぐ場面でハラハラした。作者は93年に没。しかし普遍的なテーマは現代に通じる。⭐もし、あなたが亀なら。同じ選択をするか?私なら8割くらいの確率で同じことをする。キリスト教の世界観なら、この選択は許されない?本書を「銀河鉄道999」の鉄郎に読ませたい。彼の感想を訊きたい。2022/05/03

モリー

73
安房直子さんの紡ぎ出す切なくも温かいファンタジー。時計の針が真夜中の12時を指すと「だれも知らない時間」が始まります。もし、自分のしている事を誰にも気づかれない時間を与えられたら私は何をするだろうか。ところで、この物語の種は「トムは真夜中の庭で」から拾ったのでしょうか。それはさておき、“時間”とは不思議なものです。生きる時間の長短では測れない命の価値と“生きるに値する時間”は同値なのではないでしょうか。そんなことを考えさせられました。いもとようこさんの絵は目には見えない心の温かさや悲しみを色で表します。2021/07/10

☆よいこ

72
物語絵本。31×23.5cm大きい絵本。安房直子ファンタジー。200年を生きたカメは残りの100年をどう生きるか飽き飽きしていた。ある日出会った貧しい漁師の良太に、夜中の12時から1時間だけ誰にも知られない余分の時間をくれてやることにした。時間をもらった良太は太鼓を買い、夏祭りに一番になるために毎晩練習をすることにした。ある夜、人知れず太鼓の練習をしていた良太のもとに、同じくカメから時間をもらったさち子が現れる。良太はカメの夢に閉じ込められたさち子を救いたいと願う。▽すてきなお話。読み聞かせには長いかな。2019/10/18

はる

71
安房さんの作品の中でも幻想的なクライマックスの場面が強く印象に残っている、好きな作品。今回いもとようこさんが絵本化。いもとさんと言えば動物のキャラクターの絵のイメージが強すぎて…幻想的で物哀しい安房さんの作風に合わないと思ったが、意外といい雰囲気。作品に対するいもとさんの愛情が感じられて嬉しい。2019/10/31

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