内容説明
がちょうのたんじょうびに、いたちをよぶか、よばないかみんながまよう、そのわけは…?いたちさんのおならはものすごくくさいらしい…。「きょうだけはおならをしないでください」とおねがいされたいたちさん。新美南吉のたのしいおはなし!
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
1913年愛知県生まれ。半田中学から東京外国語学校に入学。4歳で実母を亡くした後、新美家の養子となり、複雑な家庭環境の中で成長。中学3年の頃より文学に興味を持ち始め、童謡、詩、童話の創作活動を始める。雑誌「赤い鳥」に投稿し、鈴木三重吉の推薦を受ける。東京外国語学校卒業後に喀血し帰郷。その後、女学校の教師をしながら執筆活動を続けるが、1943年結核により30歳の若さで他界した
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこ うたの絵本1』で同グラフィック賞受賞。2015年、パリとボローニャで絵本原画展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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どあら
15
図書館で借りて読了。新美南吉作品。2018/10/11
杏子
13
4年生に読み聞かせ。以前、新美南吉全集の一つとして、文章だけ読んだが。今回は、いもとようこさんのかわいい絵でほっこりしてもらおうと画策して絵本を読んだ。反応はまあまあ。おならを我慢しすぎて、顔を真っ赤にして倒れたいたちの絵を見て、笑うというか、感心というか、なるほどというか、とにかく何らかの感情が動いたようです。文章だけだったら、想像の余地があると思うけど、絵本で見るのも自分の想像との違いを得られて、それはそれでいいよかも?今回は最初に文だけ読み聞かせしたのがよかったかも?また違うクラスに読んでみたい。2019/11/26
ヒラP@ehon.gohon
12
短い物語の間を埋めるいもとさんの絵で雰囲気づくりされていますが、物語の解釈が入っているように思いました。 いたちのおならを嫌がって、がちょうの誕生日に呼ぶのをためらった仲間たち。 おならをしないと約束して誕生会にやって来たいたち。 いたちは約束を守ったために気を失ってしまいました。 それを可哀想と思わない動物たちに冷たさを感じました。 物語はそこで終わっているのですが、気を失ったいたちはどうしたのでしょうか。 いもとさんの答えと別の展開も予測されて、含みのある物語です。2018/03/28
遠い日
10
礼を尽くしたイタチだったが、ついに我慢も限界がきた!みんなも困ったでしょうが、イタチだって、できるだけのことはしたのだから…。臭い仲の「友情」ということで、ここはひとつ……。2018/01/04
雨巫女。@新潮部
10
《本屋》我慢するにもほどがある。2017/11/02