- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 創作絵本
- > 民話・神話・古典絵本
内容説明
子どもたちときつねたちのやりとりの楽しさ、子ぎつね紺三郎のきどったなんともユーモラスな口調、その中に愛がいっぱいつまった表現…すばらしい作品。
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年岩手県花巻生まれ。旧制盛岡中学(現盛岡第一高等学校)、盛岡高等農林学校(現岩手大学農学部)を卒業。花巻農学校の教師をしながら創作活動を行うが、のちに教職を辞して創作に専念した。しかしこのころより健康を害し、1933年37歳の若さで生涯を閉じる。岩手の地を愛し、作中に登場する架空の地名、理想郷をイーハトーブと名付けた。生前に出版されたのは『春と修羅』『注文の多い料理店』のみで、没後に評価が高まり現在では国民的作家となっている
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油絵科卒業。『ねこのえほん』『そばのはなさいたひ』でボローニャ国際児童書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこ うたの絵本1』で同グラフィック賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
26
【図書館】いもとようこさんの「大人になっても忘れたくない絵本」シリーズです。宮沢賢治の有名なこの童話は、きつね小学校の幻燈会に招待された四郎とかん子の兄妹のおはなし。独特なリズムでうたうような文章、そしてきつねたちの素朴な様子がメチャクチャかわいい一冊です。2014/04/25
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
19
狐の学校。2018/01/10
魚京童!
17
信頼ってそういうことだよね。2016/11/21
Willie the Wildcat
14
きつねのイメージって「ずるがしこい」かな・・・。当たり前だけど、きつねにも家族がいて、友達がいて・・・。四郎とかん子がきびだんごを食べたシーンは子供も思わず「お~」と一声。最後のお別れのところも温かみがありますね。生き物や自然との共生の大切さを感じます。絵も、これまた温かい。2012/03/25
ヒラP@ehon.gohon
10
きつねたちと、四郎とかん子の打ち解けた交流がとても繊細でコミカルで、素敵なお話です。 どうして十二歳以上の来賓お断りなのか考えてみたのですが、年を重ねていくと、このようにはきつねたちと気安く話せないのかも知れません。 大人になっても読みたい絵本シリーズの一冊ですから、子どもの心を持ち続けられる大人は大丈夫かも知れませんが。 幻灯会という昔懐かしい世界に、今の子どもたちを招待したい絵本です。2017/07/15