内容説明
金子みすゞの詩の世界が親しみやすくかわいいキャラクターで楽しめる「みすゞこれくしょん」。絵本をひらけばそこには心にひびくやさしさがあります。
著者等紹介
金子みすゞ[カネコミスズ]
1903年(明治36年)山口県長門市仙崎(当時大津郡仙崎村)生まれ。本名は金子テル。大正末期から昭和の初めにかけ、雑誌「童話」「赤い鳥」「金の星」に投稿し、「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されながらも、26歳の若さでこの世を去りました(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
7
「金子みすゞ詩の絵本 みすゞこれくしょん」シリーズ。大人なので詩の解説めいたコメントのあれこれをうるさく感じるのだが、子どもたちには、詩の鑑賞の助けになるのかもしれない。心の襞を濃やかに掬い上げたみすゞの詩のことばに、慰められることしばし。2020/08/16
雨巫女
2
みすゞさんの可愛いイラストと明るい色のせいか、いつになく楽しそう。2010/06/10
かのん
1
「おもちゃのない子が」なんでさみしいのか地味に気になる。解説みたいなのがあるのは、どうなのかな?と思うけれど、それでわかりやすくなって詩に親しみやすくなれるのは、いいのかな。2021/02/05
おはなし会 芽ぶっく
1
絵本講座 講師のおすすめリスト(小学生)2011/10/26
sigh
1
全5冊シリーズの1冊。子供の頃から親しんできたみすゞ作品のうち2篇が、東大国語に出題されたと知ったときには驚いた。斎藤孝の解説を読むと、彼女の命への視点が独特で深いからだと再認識した。出題された2篇以外も、弱者にそっと心を寄せる彼女の優しさと、それを裏付ける彼女の哀しみとは通奏低音のように存在している。それが、心を打つ美しさを生んでいるのだろう。――それでわたしの/さみしいは/何をもろうたらなおるでしょう。(「おもちゃのない子が」より)――(96/20523)2013/07/23