出版社内容情報
戦争がはげしくなり、疎開することになったけんちゃん。大好きなトシ先生も一緒です。けれども大空襲の炎は、東京の家族を―。50年前、本当にあった園児たちの疎開を“ガラスのうさぎ”の著者が平和を願って描く。 小学校低学年~小学校中学年
内容説明
おーい、日本のへいたいさん、はやくせんそうやめてくれ。50年前にほんとうにあった、保育園児の疎開のおはなし。「ガラスのうさぎ」の著者がおくる、平和をねがう幼年童話。小学校1・2・3年生むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どら母 学校図書館を考える
15
古い本だけど、大事な本。どうやって子どもに手渡せるかが問題。2020/08/07
ユルシェー・アーネスト
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この本の物語は実際の出来事に基づいている。悲しい物語だったと思う。物語は第二次世界大戦中に日本が飛行機によって爆撃された時に設定される。爆撃のためにけんちゃんとトシ先生を中心にした、保育園児がお寺に疎開した物語だ。物語の中で重要なキャラクターはけんちゃんとトシ先生だ。幼い子供達を守らなければならなかった親や保育者たちの苦悩や、戦時下でありながら楽しく過ごした遊びや景色が鮮明に描かれている。その本は読みやすく、とても面白い。2020/03/15