出版社内容情報
宮沢賢治の名作がアニメーション映画化!そのフィルムを使って、賢治の独特な世界を子供たちに伝えます―。愛するイートハーブ、妹のネリ、そして子どもたちのために、ブドリはカルボナード島へむかいました。 小学校中学年
内容説明
グスコーブドリは、イーハトーブの大きな森に生まれた男の子です。お父さんとお母さん、かわいい妹のネリといっしょに、たのしくくらしていました。ところが、ある年のこと、かなしいできごとがおこり、ブドリは、ひとりぼっちになってしまいました。「ぼくのような思いをする人が、いなくなるように、そして、だれもがしあわせになるようにしたい―。」ブドリのあたらしい毎日が、はじまったのです。小学校3・4年生から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シトリン
3
「よちよち文藝部」でイーハトーブが岩手県実在の地名をもじったものと知り、手近にあった古いアニメ版のこの本を読んでみた。実際の地名や名前でなくメルヘンチックにすることで暗さや重たさが軽減されている。自己犠牲というところがなかなかしんどいラスト。2023/01/22
kamedon
0
小学校の道徳に出てくるような話だった。2017/07/23
まめ
0
沢山の命のために自分の命をかける行動はすごい。2013/01/08
nago
0
やっぱり泣けるね2012/11/01
miyan
0
主人公ブドリは幼少期に自分に起きた悲劇を繰り返さないために、自分の命を犠牲にして世界を救った。 そこまでして守りたいものはあるのか、自分にとって大切なものは何だろう、と考えさせられる。 宮沢賢治にとって守りたいものはイーハトーブ(理想郷、自然)であり、子供たちの将来だったのかなと思う。 宮沢賢治の作品はちゃんと読んだことがないので、これを機に代表作くらいは読んでみようと思った。2019/12/08