出版社内容情報
ずっとむかしのこと、クリスマスを知らない女の子が、大雪の森へさがしにでかけました。とちゅうでであった、ネコ、イヌ、タカ、キツネ、そしてツグミもいっしょにです。そして、6人がみつけたものは…。
内容説明
たいせつな人に贈りたい心あたたまるクリスマスのおはなし。“クリスマス”ってなんだろう。女の子は、クリスマスをさがしに、大雪の森へでかけた。とちゅうであった、心やさしいネコ、かなしそうな顔のイヌ、するどい声のタカ、かしこそうなキツネ、なきまねのうまいマネシツグミもいっしょに。そして、ある日、女の子たちがみつけたものは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
77
クリスマスを知らない女の子が、大雪の森へクリスマスをさがしにでかけました。途中で、心やさしいネコ、かなしそうな顔のイヌ、するどい声のタカ、かしこそうなキツネ、なきまねのうまいマネシツグミに出会いました。それぞれ心の中にクリスマスを思い描きながら、一緒に探していきます。 最終的に見つけたものに、６人はそれぞれの思いを抱きます。クリスマスはそれぞれの心の数だけあるのでしょうね。 クリスマスらしい物は何1つ登場しません。でも、女の子はやっと見つけました、本当のクリスマスを。素朴で温かいクリスマスを！2023/12/17
sui
24
クリスマスを知らない女の子が『大雪の森』へクリスマスを探しに行くお話。ネコ、イヌ、タカ、キツネ、クリスマスを何も知らない仲間が増えてゆき、旅が続きます･･･。どうなるのかな？と思いながら読み進めましたが･･･ラストが微笑ましいです。本来のクリスマスって、こんな風に素朴で、でもとても温かいものなのかなと、考えさせられました。2016/12/08
Rosemary*
17
クリスマスを知らない女の子が森の中へクリスマスを探しに出かけます。途中、ネコ、イヌ、タカ、キツネ、マネシツグミと出会い一緒に探すことに。そしてとうとう見つけましたよ。クリスマスってみんなの心のなかにある暖かいもののだったんですね。2013/12/18
遠い日
7
クリスマスを知らない女の子。憧れて、知りたくて、大雪の森へと探しに出かける。途中で出会った者たちも、クリスマスを知りたいといっしょに向かう。みんなの想像がおかしくて、全くわからないものをああかこうかと言い合うさまに、くすくす。ラストがすてきでした。観念的なクリスマスのイメージをいい意味で裏切ってくれました。女の子は自分だけのクリスマスを祝うことができたのです。2020/12/30
たんぽこ
4
クリスマスってなに？小さな女の子と動物たちが「大雪の森」でクリスマスを探し歩くお話。クリスマスを知らない動物たちが見当違いのことをいうたびに、娘が「違う、違う！💦」と小さく反応していて微笑ましかったです。みんながみつけたクリスマスに、娘は目をまん丸にして驚き呆れていましたが、最後まで読み終えて納得していました。装丁も挿絵も物語もとても素敵でした。2019/12/24
