出版社内容情報
友情の美しさと孤独の悲しさを描く表題作のほか、「花びらのたび」など、ひろすけ童話の珠玉作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃんころ
20
浜田広介記念館にあった「五ひきのヤモリ」の展示がちょっとショッキングに見えたもので、内容を知りたくて購入。「五ひきのヤモリ」良い方向に予想外な話で良かった。氏の作品は結びとしての「その後どうなりました」が無い場合が多く、いろいろ想像させられるのが味だと改めて感じました。「黒いきこりと白いきこり」は珍しく教訓めいた内容でした。これはこれで悪く無いですが、やはり「善意の童話」が氏の作品らしいと思います。2013/05/11
あおい
10
タイトルを見ただけで切なくなる「泣いた赤おに」古い街灯の諦めきれない強い想い「ひとつのねがい」人々から恐れられているりゅうを思いやる少年「りゅうの目のなみだ」など優しさ、温かさが心にすっと沁み入るお話12編。2018/06/22
まさと
0
せつない結末。2017/01/02
Snow
0
浜田ひろすけの代表作「泣いた赤おに」の他、11編。「ある島のキツネ」が良かった。キツネがお寺のお供え物をつまんでいるところに、目と耳のわるいお婆さんがたずねてきて…という話。心がほっこりした。2016/05/30
ぼの
0
号泣です。