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出版社内容情報
昭和19年8月、米軍の魚雷によって多くの命と共に沈んだ学童疎開船『対馬丸』。死の漂流を経て救けられた少年を待ち受けていたものは……。 小学校高学年~
内容説明
1944年8月22日夜、沖縄の那覇港から鹿児島に向かっていた学童疎開船対馬丸は、奄美列島の悪石島東方海上で、アメリカの潜水鑑の魚雷攻撃をうけた。この船には、学童疎開の子どもを中心に、1700人にのぼる非戦闘員が乗り組んでいた…。死の海を漂流して助かった秀光をまちうけていたのは、疎開先での冷たい視線と食糧難。生き残った者の苦しみを全身にうける秀光を支えたもの―。それは、どこまでも青く、限りない、生まれ故郷沖縄の海だった。