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出版社内容情報
モルグ街で起こった、なぞの密室殺人事件! なんの手がかりもないままに、ある日、重要参考人が警察につれていかれた。「警察の動きはおかしい」デュパンはつぶやいた……。表題作のほか傑作3編を収録。 小学校中学年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫陽花と雨
24
図書館で見つけた「児童向けのポー」アッシャー家のジュニア版はどんなか気になり手に取りました。わかりやすくも、おどろおどろしさは健在。アッシャー家は文庫で読んでいたので、やはり省略されてる感がある。黒猫、ウィリアム・ウィルソン、赤死病は、世にも奇妙な物語ぽい。トリックは「盗まれた手紙」がやはりしっくりきて好きです。モルグ街の結末は、まさか、そんな、えええ!そんなのアリ?だったので、改めてやはり大人向け文庫版も読まねばと思いました。そして、この本の挿絵、結構怖いです。2018/08/28
hannahhannah
8
「黒ネコ」と「赤死病の仮面」と「アッシャー家の崩壊」と「モルグ街の殺人」と「ぬすまれた手紙」と「ウィリアム・ウィルソン」の六編収録。どれも有名な作品ばかり。「赤死病の仮面」は今読むと情景がハッキリと頭に浮かぶ名作だった。2015/11/21
You
1
このおどろおどろしい劇画挿絵がたまらねえっ!小学校の図書館に並んでいたこの装丁、もはや自分の読書体験の原風景みたいになってる。怖い話、今も昔も子どもは好きだよね。子どもたちも忙しいから、5分で読めちゃうようなのも最近多いけど、そうまでしてでも怖い話を読みたい気持ちがあるってことだよなあ、と小学生の私が令和の子どもたちに親近感を抱いている。古典ホラーもいいよ。大人になってから文庫でガチ翻訳を読むより、編訳された児童書で、気軽な友達として触れておくのがいいかもしれない。2023/10/15
うっさー
1
ポーの作品を読むのは初めてです。子供向けに翻訳された本らしく、内容がすっと頭に入りました。私の一番のお気に入りは「赤死病の仮面」です。もとの原作が短いのか、読者が飽きないようにわざと中略して収録してあるのかは分かりませんが、「アッシャー家の崩壊」にしろ「黒ネコ」にしろラストが中途半端で、特にアッシャー家は事の顛末には何も触れられていないので、読んでいてハテナだらけです。この本を入門書代わりに、今度は違う翻訳でじっくり読んでみたいと思います。2016/09/06
アリス
0
今日(10/7)はミステリー記念日!世界初の推理小説とされている『モルグ街の殺人』を書いたエドガー・アラン・ポーが亡くなった日▼ならば『モルグ街の殺人』を読まねば!と近隣の図書館でかりました。急遽だったので、児童書になってしまいましたが▼絵が妙にリアルで、カットが怖い▼こんなに有名作品なのに(『黒猫』は既読)、実は初『モルグ街の殺人』で、犯人に驚き▼他短編は絶妙に奇妙でこわい⇒これは江戸川乱歩に繋がるわー2021/10/07