出版社内容情報
うさぎのましろは、おいしいにんじんや水のたっぷりある小屋にすんでいました。けれど、なにかものたりません。「あみの外はどんなだろう」…ある月夜の晩、ましろは大決心をします。あたたかなはりえ絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
50
22日の昨日、ウサギのモッチーが星になりました。不慮の事故死です。外に遊びに行くのが好きで出しても雑草を食べたり、猫と遊んで散歩して、帰ってきていたけれど、小屋を脱走する事を覚えてしまい、昨日脱走して挟まれそのまま窒息した模様。気付いた時にはもうダメだった。先日の猫のポンに続き、突然の事で驚きでまだ現実味がありません。ちょうど見つけて読んだこの本のましろのように自由を満喫したかったのかな。ご近所のおじいちゃん達のアイドルだったから皆寂しそうです。モッチー、安らかにね。ポンと仲良くね。2019/10/23
3月うさぎᕱ⑅ᕱ゛
17
とってもかわいいうさぎさん♡私が飼ってたなら、どこか行っちゃうのはさみしすぎるし、心配過ぎるけど、自然の中でのびのび過ごせてたらいいな2020/07/02
ヒラP@ehon.gohon
11
自然に憧れて飼育小屋のおりを破ったうさぎのましろですが、これからどの様に生きていくのか、問題が投げかけられたままで終わる、意味深い絵本です。 犬に終われて何とか助かったけれど、これからは危険と隣り合わせでしょう。 解放感と、感動の中にいるましろの勇気は美しいけれど、野生に返ることは出来ないだろうと心配になります。 読み聞かせの後、子どもたちに考えてもらおうと思います。2018/10/13
遠い日
11
飼いうさぎの暮らしを捨て、厳しい世界に飛び出したましろ。おいしいにんじんも、新鮮な水もない。自分の力で生きる苦しさがさっそくましろを襲う。先が見えないのが悲しく恐ろしいけれど、自力で得たものへの自信が輝く。2018/01/30
書の旅人
10
“高遠ブックフェスティバル”で購入。何か絵本は…と探していて、ふと目に留まり、立ち読み…。最後の「おいしい にんじん ないけれど、きれいな みずも ないけれど わたしの あしで はしってる。わたしの あしで はねている」には、やさしくそっと背中を押してもらえた気がします。2016/09/19