出版社内容情報
サンゴ礁の美しい平和な海を、突然おそった恐ろしい光。死の灰をうけた海の生物たちは…。第五福竜丸の悲劇を知った著者が、核兵器廃絶への願いをこめて、平和の尊さをわかりやすく描いた絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
27
図書館で借りて読了。1954年3月1日に突然、アメリカの水素爆弾の実験が行われました。その影響はトビウオの親子に直撃しました…(-_-;) (3年生以上、5分28秒)2020/06/04
みーなんきー
27
1954/3/1太平洋のビキニ環礁で行われた水爆実験のために、家族も自身の健康も失くしてしまったトビウオの子どものお話。それは一瞬の閃光と白い降ってくる粉の目に見える2つに、関わった生き物の運命を変えてしまった。日本の第五福竜丸の船員もその中の人たち。一瞬の出来事が、多くの人の人生を変えてしまった。水爆は恐ろしい。2018/12/17
ひらけん
27
北朝鮮が太平洋に水爆実験をするとニュースで流れ、第5福竜丸の話をテレビで見て、昔に読んで衝撃を受けたこの本を読み返したな。放射能の被害は何も人間だけではない。地球上に生きる全ての生命に甚大な被害を及ぼす事を考えさせられた。静かで平和な海がまるで恐ろしい墓場になりましたと沢山の魚の死骸が漂う絵に思わず声を失った。人間の身勝手な水爆実験のせいで、このとびうおのぼうやみたいに病気になり、沢山の生き物が死んでいったに違いない。地球には人間だけが住んでいる訳ではない。全ての生き物が共存している事を忘れてはいけないな2017/10/03
たまきら
19
第五福竜丸の館長さんが娘が生まれた時にプレゼントしてくれました。わすれてはいけないこと、思い出させてくれる人がいて幸せです。オタマさんは表紙を見て読みたがったのですがまだ難しかったね。でも、またゆっくりよもうね。2015/12/08
円舞曲
18
子供達に読み聞かせる場合は紙芝居の方があるのでそちらがいいのかも。どっちにしても、周到な準備やらが必要なものだと思う。こういうのの扱いは難しい・・・。2013/03/10