出版社内容情報
小さなクロネコは、いつもひとりぼっち。みんなが意地悪をして、仲間にいれてくれないからです。そんなクロネコにも、たったひとり、友だちがいました。それは、一度も空を飛んだことのない小鳥でした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中
57
やさしい絵とねこと小鳥の絵本なのにさびしさの余韻の残る絵本でした。いつか経験しなくてはならない大好きな存在との別れは人を一足飛びに成長させる。けどやっぱり悲しい。そんなに早く成長しないでほしい。けど必要なことで。子どもの読み聞かせには少し早かった。少しビターなおはなし。【ぽむの助(0歳8ヶ月)】✤図書館本 読み聞かせ✤2022/06/09
p.ntsk
52
【猫本を読もう 読書会】臆病で高い所に登れず仲間外れにされている猫と年老いた小鳥の友情の物語。切ないけどお互いにとってこの出会いは幸せなものであったと思いたい。大切な存在の為だからこそがんばれることもあるよね。 2019/02/15
ベーグルグル （感想、本登録のみ）
34
こわがりなねこと、年老いた白いことりの友情物語。素敵な表紙に惹かれて読みましたが、この表紙が見れないのが残念。とても良いお話でした。手元に欲しい1冊。ねすみくんシリーズの作家さん。2018/03/31
aloha0307
12
@なじみのコーヒー店 焙煎中(今日はナリーニョコロンビア)に書棚より ねこくん、ことりさんは籠のなかから一度でも大空を翔べたのは君のお蔭です。とても感謝しているよ。自分を責めてはだめです。ラストのあったかな絵がとても素敵です。2016/03/27
遠い日
7
なかえよしをさん×上野紀子さん。上野さんの絵が美しい。他の猫から意気地なしとバカにされる黒猫。たった一人の友だちは籠の鳥。相手のために何ができるか。心からの行いをできるか。それが黒猫を突き動かした。勇気と友情、どちらも重く深いテーマです。2017/10/02
