暮らしの質を測る―経済成長率を超える幸福度指標の提案

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暮らしの質を測る―経済成長率を超える幸福度指標の提案

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  • サイズ A5判/ページ数 153p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784322119756
  • NDC分類 331.86
  • Cコード C2033

内容説明

ノーベル経済学賞受賞の2人の経済学者(ジョセフ・E・スティグリッツ、アマティア・セン)とフランス経済学の権威(ジャンポール・フィトゥシ)が中心となってまとめた「幸福度計測の基準」。サルコジ・フランス大統領前文を掲載。

目次

要約 われわれは暮らしの測り方を間違えている―なぜGDPの合計はあわないのか(だれのためにこの報告書がつくられたのか;なぜこの報告書が重要か ほか)
第1章 古典的なGDPの問題(推計―包括性と包括性を備える可能性の対比;既存の計測の枠組み内で何ができるか)
第2章 暮らしの質(諸概念を用いた暮らしの質の計測;暮らしの質の主観的計測 ほか)
第3章 持続可能な発展と環境(これまでの研究成果;計器盤あるいは一連の指標 ほか)

著者等紹介

スティグリッツ,ジョセフ・E.[スティグリッツ,ジョセフE.][Stiglitz,Joseph E.]
アメリカの経済学者。2001年ノーベル経済学賞受賞。2001年~コロンビア大学で教鞭をとる。現在における最も活動的かつ影響力のある経済学者の一人

セン,アマティア[セン,アマティア][Sen,Amartya]
インドの経済学者。1998年アジア初のノーベル経済学賞受賞。2004年~ハーバード大学で教鞭をとる

フィトゥシ,ジャンポール[フィトゥシ,ジャンポール][Fitoussi,Jean‐Paul]
フランスの経済学者。フランス経済研究所会長。フランスで最も著名な経済学者の一人

福島清彦[フクシマキヨヒコ]
1967年一橋大学経済学部卒業。1969年同大学院経済学研究科(修士)卒業。1980年米国ブルッキングス研究所客員研究員。1983年野村総合研究所ワシントン事務所長。1991年野村総合研究所政策研究部長。1994年米国ジョンス・ホプキンス大学客員教授。1999年野村総合研究所ヨーロッパ社長。2004年日中天津大学院客員教授。2005年立教大学経済学部教授。2011年立教大学経済学部特任教授。著書『環境問題を経済から見る―なぜ日本はEUに追いつけないのか』(亜紀書房)で日経BP社から第9回日経Biz Tech賞を受賞(2009年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

22
2009年初出。データ崇拝、統計と計算値発表の背後には、市場崇拝がある(10頁)。スティグリッツは宇沢弘文先生を評価していた。GDPへの衝撃に関する判断が資源開発に間違った決定に導くことを心配している(27頁)。本書は市民社会組織向けに書かれている(9頁)。勧告6 暮らしの質は人びとの置かれた客観的条件と、もっている能力によって決まる。人びとの健康、教育、個人的な諸活動および環境の諸条件の計測手法を改善する手だてを講じるべきである。2014/11/17

スターライト

4
フランスのサルコジ大統領(当時)が、GDPに代わる経済的、環境的、社会的な指標をさぐるべく、スティグリッツらを責任者とする委員会で議論させ、その成果を知ることができる書。委員会は3つの作業グループに分かれ、GDP問題、暮らしの質、持続可能な発展と環境について議論。本書ではまずこの委員会の要旨を簡潔に述べ、続いて各テーマについてコンパクトに書かれている。素人にもわかりやすくするため数式などはないが、論を裏付ける調査やデータが省略されているせいか深みにかけるきらいがある。しかし、このテーマに関心ある人は必読。2014/12/10

K

2
GDPという尺度では市場で値段がつかないものは無視されるし、今回の震災のように多くの人の生活を破壊し、こころを圧倒的に傷つける出来事があっても、「復興需要」なるもので一部の経済活動が盛んになり、GDPが伸びることもある。でも、それは違う、単にGDPがプラス成長になればいいわけじゃないでしょ、というのがこの本の考え方。 たとえばいますっごく排気ガスを出しながら目覚ましい経済成長を遂げている国があるけど、それで公害が発生して生活の質が下がるなら、そういう経済成長は真に有意義なのだろうか、と一石を投じている。2012/06/17

Sanchai

0
スティグリッツ委員会の報告書。サブタイトルが示唆するような特定指標の提案はされていないが、これまでに出てきたGDPの課題、代替指標の長所、短所等を吟味して、代替指標として何が求められるか、提言は行っている。2018/09/24

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