出版社内容情報
●内容
これまでの道路関連書は車中心であったが、近年の市民ニーズに沿った道路づくりが要望されている。本書は、道や交通施設のバリアフリー、ユニバーサルデザインへの取組みに重点を置き、歩行系空間を十分盛り込んだ人をベースにした新しい道路の計画とデザインを解説する。
内容説明
本書は、新たな道路工学の体系を示すものである。まずは道の意味、意義を明らかにし、ユニバーサルデザインの理念と原則を述べている。その上で道路網とその横断面構成、歩行空間、車道、交差点整備のあり方を論じている。また、多様な機能をもつ道づくりのあり方を考え、さらに、誘導ブロックや植栽、標識など、道を快適に活用するための身近な話題を積極的に取り上げている。
目次
1章 地域を結ぶ道とまちの道―道のあれこれ
2章 ユニバーサルデザインの道づくりとは
3章 道路網と道の横断面構成及び線形のデザイン
4章 みんなが利用する歩道のユニバーサルデザイン
5章 安全に走行できる車道のユニバーサルデザイン
6章 重要な交差点と横断歩道のユニバーサルデザイン
7章 人と公共交通重視の道の導入―トランジットモールからフルモールまで
8章 視覚障害者のための誘導用ブロックのデザインと敷設
9章 植栽、ストリートファニチュア、バス停などのユニバーサルデザイン
10章 みんなが見る道の標識類のデザイン
著者等紹介
樗木武[チシャキタケシ]
1962年九州大学工学部土木工学科卒業。専門分野は土木計画学。現在、道守九州会議代表世話人、NPO道しるべ会議代表理事、九州大学名誉教授。工学博士
梶田佳孝[カジタヨシタカ]
1996年九州大学大学院工学研究科修士課程修了。専門分野は土木計画学。現在、九州大学大学院工学研究院助手。博士(工学)
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