出版社内容情報
【解説】
橋梁を取り巻く環境は、SI単位系への移行、示方書の耐震編の改訂、性能照査設計、および耐久性を念頭に入れ、経済性を重視した構造設計の取組みなど、大きく変わった。これらに対応して、旧版を全面的に見直し改訂した。
【目次】
総論・荷重・鋼材・許容応力度と安全照査・接合・床版・床組・Iげた橋・箱げた橋・合成げた橋・トラス橋・アーチ橋・連続げた橋、ゲルバーげた橋・ラーメン橋・斜張橋・吊橋
内容説明
本書は、前半では、まず橋の計画から始まり、設計、製作、架設そして維持管理といったライフタイムを説明し、引き続き橋の名称やタイプを述べて、全体を理解する手助けを行う。次に、設計に欠かせない荷重の種類、鋼材の性質や鋼部材の座屈不安定現象と許容応力度、また部材接合の種類とそれらの強度や設計法を説明している。本書の後半では、橋のタイプ別にそれぞれどのような構造で、どのような特徴があるか、また基本外形寸法をどのように決定していくかを述べたあと、橋を構成する部材の具体的な設計法を解説した。最後に、架設法や付属物を取り上げた。本書の範囲で橋のさまざまな要件にすべて対応できるわけではないが、橋とはどのようなもので、どのように計画、設計するかを中心にまとめ、現在、橋に要求されている新しい課題や技術についても言及している。
目次
総論
荷重
鋼材
許容応力度と安定照査
接合
床版
床組
Iげた橋
箱げた橋
合成げた橋
トラス橋
アーチ橋
連続げた橋
ゲルバーげた橋
ラーメン橋
斜張橋
吊橋
支承、伸縮装置、橋梁用防護柵
架設
著者等紹介
長井正嗣[ナガイマサツグ]
1973年大阪大学大学院工学研究科修士課程終了。専攻は橋梁工学。現在、長岡技術科学大学工学部環境・建設系教授。工学博士
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