日本の海産 プランクトン図鑑

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320057111
  • NDC分類 468.6
  • Cコード C3045

こちらの商品には新版があります。

出版社内容情報

●内容
 プランクトン,つまり"浮遊生物"は,1mmの100分の1を下回るような小さなものからエチゼンクラゲに代表される大型クラゲまで,その大きさはさまざまですが,そのほとんどが食物ピラミッドの下位に位置し,われわれ人類を含む,地球上の多くの生物の命を支えています。一方,一部のプランクトンは"赤潮"や"貝毒"など,魚介類や人類に大きな被害を及ぼす原因となり,漁業者をはじめ,魚介類と古来より深く関わり合ってきた日本人にとっては,良くも悪くも決して無視することのできない,重要な隣人でもあります。
 本書は,日本全国の沿岸域に生息する代表的なプランクトン170種について,その姿・形から環境とのかかわりについて,子どもから大人まで楽しく学べる,日本初の一般向け総合学習・検索図鑑です。
 普段,あまり生物と接する機会の無い一般の方や小・中学生でも楽しめるよう,
1.掲載種全てを"和名"にて紹介
2.難解な専門用語を避け,かつ詳しく解説
3.形態的特徴や大きさ,名前など,さまざまな観点から目的の生物を素早く検索可能
4.全種に"フルカラーの写真"と"イラスト"を併記
5.プランクトンへの理解が深まる"35点のコラム"
など,既存の図鑑には無いさまざまな工夫を採り入れました。また,静止画だけでは伝え切れないプランクトンたちの動き回る姿を楽しく学習できるよう,"ナレーション付DVD"も付属しています。
 各章の執筆は,それぞれの分野の最前線で活躍する現役の研究者が担当しており,正確で詳細な解説はもちろんのこと,各生物の出現時期,有害性や被害報告など,"生きた"情報が多数盛り込まれていることも特筆すべき点です。
 ハード面でも実用性を重視し,現場に持ち出して活用できるよう,携帯しやすく,水に濡れにくく,破れにくい紙を使用。日常における現場での調査や自由研究のお供にも最適です。
 小・中学校の自由研究から,赤潮や貝毒を専門に調査する技術者,研究者の方まで,幅広くご活用いただける一冊です。

●目次
第I部:プランクトンについて

1. 海のミクロワールドへようこそ!
2. 採集と観察の方法
3. 大きさを比べてみよう
第II部:プランクトン図鑑

解説の読み方
生物一覧
生物検索表
1. 単細胞生物
ラン藻類
渦鞭毛藻類
ケイ藻類
ラフィド藻類
ケイ質鞭毛藻類
ハプト藻類
ミドリムシ類
繊毛虫類
放散虫類
有孔虫類
2. 多細胞生物
ミジンコ類
カイミジンコ類
カイアシ類
ワムシ類
ヤムシ類
ウミタル類
オタマボヤ類
幼生
ヒドロクラゲ類
立方クラゲ類
鉢クラゲ類
クシクラゲ類
参考文献
用語解説
さくいん
コラム
1 もっとも原始的な渦鞭毛藻"フタヒゲムシ"
2 別の生物の葉緑体を盗む!?カンムリムシ
3 昔から高かった! 日本のミクロ生物研究レベル
4 ヨロイをまとったプランクトン
5 植物なの?動物なの?
6 マヒ性貝毒とゲリ性貝毒
7 レンズの眼をもつ渦鞭毛藻
8 プランクトンのタネ
9 ケイ藻のサイズ回復
10 ガラスの殻をもつケイ藻
11 ケイ藻の貯蔵物質
12 海の底で生活する生き物たち
13 移動能力を持つケイ藻
14 記憶喪失を引き起こすドウモイ酸とケイ藻
15 葉緑体の自家蛍光
16 活性酸素で魚を攻撃するプランクトン
17 プランクトンの日周鉛直移動
18 化石でみつかるプランクトン
19 葉緑体の起源もいろいろ
20 顕微鏡下でみられる非生物や花粉
21 地球上でもっとも多い動物 ~ カイアシ類 ~
22 動物プランクトンの「日周鉛直移動」と「季節的鉛直移動」
23 宝石のようなカイアシ類
24 カイアシ類の産卵と成長
25 いろいろなカイアシ類のノープリウス幼生
26 カイアシ類の糞
27 波打ち際でみつかるベントス(底生生物)たち
28 家を作るプランクトン ~ オタマボヤ ~
29 クラゲとは?
30 クラゲの簡単な飼育法
31 クラゲに刺されないために
32 クラゲの齢(れい)を知ること
33 ミズクラゲの幼生
34 クラゲの水族館
35 クラゲの大発生

内容説明

日本全国の沿岸域に生息する代表的なプランクトン170種を収録した図鑑。掲載種全てを和名で紹介、フルカラー写真とイラストを掲載。ナレーション付でプランクトンたちの動き回る姿を収録したDVDが付属。

目次

第1部 プランクトンについて(海のミクロワールドへようこそ!;採集と観察の方法;大きさを比べてみよう)
第2部 プランクトン図鑑(単細胞生物(ラン藻類;渦鞭毛藻類;ケイ藻類;ラフィド藻類;ケイ質鞭毛藻類;ハプト藻類;ミドリムシ類;繊毛虫類;放散虫類;有孔虫類)
多細胞生物(ミジンコ類;カイミジンコ類;カイアシ類;ワムシ類;ヤムシ類;ウミタル類;オタマボヤ類;幼生;ヒドロクラゲ類;立法クラゲ類;鉢クラゲ類;クシクラゲ類))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

karasu

0
様々な形状のプランクトンは見ていて興味深い。また、写真で載っているのも良い2011/12/20

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