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ダーウィンとデザイン―進化に目的はあるのか?

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  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784320056640
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C3045

出版社内容情報

●内容
 生物学哲学の泰斗マイケル・ルースが,自身の研究の集大成として位置づけている三部作のひとつ。この自然世界,とくに生物の世界がどのように作られているのか,「デザイン」というキーワードの変遷と歴史を縦糸に,宗教や哲学・思想と科学の絡みを横糸に,縦横無尽に織り上げた金字塔。宗教と科学の関係,とくにキリスト教と進化論の関係も,実はそれほど単純ではないということが,膨大な領域を渉猟する中から鮮やかに描き出される。
 科学という営みは,かくも見事にギリシア以来の西洋の知の系譜に連なる活動であるし,思想や科学の体系も,常に変容し続ける動的なシステムである。しばしば私たちはこれらのことを忘れて,教科書に固定化された科学や知識だけを受け入れてしまいがちだが,実はそれは科学的ではない思考なのだ。本書は,そのことを明確に教えてくれる。
 生物の形(フィンチのくちばしなど)のデザインの進化には目的があるのか。「生物哲学」のパイオニアであるマイケル・ルースが答える。

目次

デザインの二〇〇〇年
ペイリーとカントの反撃
進化の種をまく
問題の多元性
チャールズ#ダーウィン
あまりにも深遠な主題
ダーウィン主義者対ダーウィン主義者
進化論の世紀
適応は機能する
理論とテスト〔ほか〕

著者等紹介

佐倉統[サクラオサム]
1960年、東京都生まれ。最終学歴は京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。現在、東京大学大学院情報学環・教授。専攻は進化生物学、科学技術社会論

土明文[ツチアキフミ]
1969年、岡山県生まれ。最終学歴は東京工業大学大学院生命理工学研究科修了。現在、お茶の水女子大学、駿河台大学、中央大学非常勤講師。専攻は生物学哲学、理論生物学、動物生理学

矢島壮平[ヤジマソウヘイ]
1978年、山形県生まれ。現在、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(倫理学)。専攻は哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。